
倉庫自動化企業Locus Roboticsが導入したロボット「Locus Origin」により、HelloFreshの冷蔵フルフィルメント能力が5倍に拡大されました。
従来の3PLサービスでは30分以上かかる処理を平均3分36秒で完了でき、温度管理が厳しい食事キット配送で高速・高精度の自動化を実現しています。
何が起きたか
倉庫自動化企業Locus RoboticsがHelloFreshに導入したロボット「Locus Origin」が、冷蔵フルフィルメント機能を100 SKUから500 SKUへ5倍に拡大しました。Factor(HelloFreshブランド)は2025年7月に13台を導入後、3ヶ月以内に26台を追加し、EveryPlateへの対応も予定しています。
なぜ重要か
温度管理が必要な食事キット配送は従来、3PL業者で30分~数時間単位の処理時間が標準でしたが、Locus Originは1回の作業を平均3分36秒で完了できます。これにより、顧客が求める品ぞろえの多様性と柔軟性を、冷蔵環境で実現できるようになった点が意義があります。
注目点
Locus Roboticsは低温下でのバッテリー効率低下に対応するため、加熱機能付きモーターと充電改良を開発しました。HelloFreshの倉庫約12,000平方フィートにおいて、2つの高速ピッキングラインを含むフルフィルメント空間をサポートしています。
HelloFreshは当初、複数企業による大規模統合自動化システムの導入を検討していましたが、最終的にはLocus Roboticsに絞った限定的な実証実験から始めることを選択しました。この戦略は導入速度の加速、初期コスト削減、そして実際の冷蔵フルフィルメント環境での実践経験獲得につながったと指摘されています。
冷蔵倉庫での自動化は、固定式コンベアシステムのような従来型システムよりも課題が大きいと考えられます。単一障害がシステム全体を停止させるリスクがあるためです。Locus Roboticsの導入により、HelloFreshはコンパクトロボット、シンプルなピッキングインターフェース、既存オペレーション内に適合する柔軟な自動搬送ロボット(AMR)プラットフォームを得ることができ、既存システムとの統合の制約を回避できたとみられます。
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