
Terra Droneが年間数万機の防衛ドローン国内生産システムの構築を計画しています。
ロシア・ウクライナ紛争で安価なドローンの戦術的価値が実証されたなか、現在日本が使用するドローンの大部分が海外製造であり、有事の供給継続が懸念材料となっています。
同社はウクライナの迎撃ドローン開発企業を買収し、国内部品開発・生産を促進してドローンサプライチェーンの対外依存を低減させる計画です。
何が起きたか
東京のTerra Droneが、年間数万機の迎撃ドローン国内生産システムの構築を計画しています。同社は3月に防衛ドローン市場への本格参入を発表し、ウクライナの迎撃ドローン開発企業2社を買収しています。
なぜ重要か
ロシアのウクライナ侵攻と中東紛争で、安価なドローンが高価なミサイルを撃ち落とし敵の重要拠点を攻撃するなど、戦争の概念を変えたと指摘されています。台湾をめぐる緊張など日本周辺の安保環境が変わるなか、現在日本で使用されているドローンとその部品が海外製造であるため、有事の際の供給継続が課題になっとみられます。
注目点
Terra Droneは攻撃に強い場所・施設を活用するなど、潜在的な戦争を想定したドローン生産体制の構築を重視しており、国内サプライチェーンの整備を加速させる方針です。
Terra Droneの防衛ドローン国内生産計画は、ロシア・ウクライナ紛争と中東紛争における戦術的変化を背景としています。これらの紛争では安価なドローンが高価なミサイルや敵の重要施設に対して有効性を示し、戦争の概念そのものを変えたと指摘されています。同社のToru Tokushige会長は「ドローンの意義が世界中で急速に理解された」と述べ、台湾をめぐる緊張など日本周辺の安保環境の変化を踏まえて、防衛ドローンの国内生産促進が急務だと主張しています。
現在の課題は、日本が使用するドローンと部品がすべて海外製造であるため、有事の際の供給継続が保証されていないという点です。これまで日本はこうした供給継続性を検討してこなかったと同社は指摘しており、攻撃に強い場所・施設を活用した生産体制の構築と、国内のドローン部品開発・生産の促進により、輸入依存を低減させる戦略を進めています。
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