
デルでAIサーバー需要が急増。2027年度第1四半期のAI受注は244億ドル。
backlogは過去最高の513億ドルに。
2027年度の売上見通しは約600億ドル。
何が起きたか
2027年度第1四半期、デルはAI関連受注244億ドルを獲得し、AI最適化サーバー売上高は161億ドルで前年比757%増となった。四半期末のAI backlogは過去最高の513億ドルに達した。
なぜ重要か
企業、ネオクラウド事業者、主権国家系顧客からの強い需要により、ISG売上高は過去最高の290億ドル(前年比181%増)となった。デルは2027年度のAIサーバー売上高見通しを約600億ドルに引き上げ、経営陣は需要が供給を上回り続けており、主な制約はメモリにあると述べた。国内のAIサーバー需要を担う企業にとって、供給制約が続く可能性がある。
注目点
デルは工場統合型ラックスケールソリューション「Dell PowerRack」を発表し、NVIDIAのVera Rubinアーキテクチャへの対応も拡大した。ISG営業利益率は80ベーシスポイント改善して10.5%となり、AIサーバーの収益性はデルが目標とする中一桁台に収まった。
デルのAIサーバー事業は主要な成長ドライバーとなりつつあり、2027年度第1四半期はAI最適化サーバー売上高が前年比757%増を記録。513億ドルのbacklogは将来の売上に対する強い可視性を提供し、経営陣が年度末にも潤沢なbacklogを残す見通しを示していることは、需要が短期的な一時的急増ではないことを示唆している。PowerRackからPowerEdgeサーバーに至るAIポートフォリオの拡大は、NVIDIAやCiscoと並んでAIインフラ支出を取り込む位置取りを強化するものだ。
売上高が約8倍に拡大する中でもAIサーバーの収益性が中一桁台の営業利益率目標内に収まったことは、規模拡大と収益性維持を両立させていることを示す。2027年度のAIサーバー売上高見通しを約600億ドルに引き上げたのは、需要持続への経営陣の自信の表れだ。
ただし、メモリの制約が受注対応のスピードを制限する可能性がある。需要が供給を上回る状況では、backlogはさらに拡大し得るが、納期に影響を及ぼすサプライチェーン上の課題が浮き彫りになる面もある。
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