
AI基盤インフラ需要の恩恵を受ける3社のサーバー株のうち、Dellが年初来242%の上昇で圧倒的なパフォーマンスを示し、Hewlett Packard Enterpriseが103%上昇で続く一方、Super Micro Computerは9%の伸びにとどまっています。
Dellは第1四半期FY27で243.4億ドルのAI受注を記録し、市場に強気の見方をもたらしましたが、Super Micro Computerはコスト面では割安でも、ガバナンスの懸念と希薄化への警戒が投資家センチメントを冷やしています。
何が起きたか
Dell Technologiesの株価は年初来で242%上昇し、第1四半期FY27でAIサーバー需要に支えられて売上高43.84億ドル(前年同期比88%増)を記録しました。Hewlett Packard Enterpriseは103%上昇、Juniper Networksの統合により第2四半期FY26で売上高10.68億ドル(同40%増)を達成しました。一方、Super Micro Computerは9%の上昇にとどまり、売上高10.24億ドル(同123%増)でしたが、市場予想を18%下回りました。
なぜ重要か
AIインフラ需要という同じ波に乗る3社でも、実行力とスケールの差が株価パフォーマンスを大きく左右しています。DelもHPEも市場の楽観的な評価を受け、投資家の資金が集中する傾向が見られるとみられます。一方、Super Micro Computerは6月の70億ドル規模の資本調達による希薄化への懸念や、輸出管理に関する独立調査の実施など、ガバナンス面での疑問がシェア価格上昇の重しとなっています。
注目点
直近12ヶ月ベースの株価収益倍率ではSuper Micro Computerが17倍で最も割安である一方、Dellは34倍、Hewlett Packard Enterpriseは46倍で取引されています。次の焦点は各社の四半期決算とAI受注数であり、特にSuper Micro Computerの第4四半期FY26売上ガイダンス110億ドル~125億ドルが市場信頼の回復に必要な局面を迎えます。
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