AIToday
大規模言語モデルAIビジネス・産業ITmedia AI+掲載日時: 2026年10月7日 19:01

ガートナー:AIエージェント70%が2028年までに放棄

LINEで送る
ガートナー:AIエージェント70%が2028年までに放棄

3つのポイント

  1. 何が起きたか

    ガートナーは、ベンダーのFDEが開発したAIエージェントの70%が2028年までに企業に使われず放棄されると予測。継続的な顧客ニーズを中核製品に反映できるベンダーは20%未満にとどまるとした。

  2. なぜ重要か

    ガートナーによれば「フォワードデプロイ」は実装やプロフェッショナルサービス、AIコンサルティングのラベルとして使われることが増えている。

  3. 注目点

    ガートナーはコンサルティングをFDEとして売る「FDEウォッシング」に警告。ベンダーが3原則の一つである明確な出口戦略を最初から示すかどうかに注目だ。

誰に効くかベンダー製AIエージェントを購入・評価する企業チームや、その契約を承認する調達・IT責任者は「フォワードデプロイ」という表示を慎重に扱うべきだ。ガートナーによれば、この言葉は真のFDEではなく実装やコンサルティング業務にしばしば使われているからだ。

わからないところ、AIに聞けます

質問と回答はこのページに公開されます。

こういう要約が、毎朝あなたのメールに届きます。

背景と解説

ガートナーの予測の根底にあるのは技術的な問題ではなく、定義をめぐる問題だ。FDEはもともと、顧客先に常駐し、その顧客自身の課題に合わせてAIサービスやソフトウェアを共同開発するベンダーエンジニアを指した。ガートナーのシニアディレクターアナリスト、Mukul Saha氏は、多くのソフトウェアプロバイダーが現在、「フォワードデプロイ」を実装、プロフェッショナルサービス、ソリューションエンジニアリング、あるいはAIコンサルティングの単なるラベルとして使っていると指摘する。

この隔たりが重要なのは、ガートナーがFDEモデルを3つの原則に結び付けているからだ。深い製品専門知識、迅速な適応、ベンダー技術と顧客の運用環境の緊密な統合を要する問題にのみFDEを使うこと。FDEの知見を社内のビジネス専門家、エンジニア、エンドユーザーに広げること。そして出口戦略を最初から明確にすること。こうした条件を満たさない業務は、技術面で失敗するより先に構造面で失敗する可能性が高いとガートナーは警告する。

したがって成否は、買い手が本物のフォワードデプロイドエンジニアリングと、同じ名前をまとったコンサルティングを見分けられるかどうかにかかっている。見分けられなければ、ガートナーが「FDEウォッシング」と呼ぶリスクは高まり、予測される放棄は、AIエージェント自体の不足というより期待のずれを反映したものになりかねない。

よくある質問
ガートナーの言うFDEとは具体的に何ですか?
FDEはフォワードデプロイドエンジニア(あるいはフォワードデプロイドエンジニアリング)の略で、顧客先に常駐し、その顧客固有の課題に合わせたAIサービスやソフトウェアを共同開発するベンダーのエンジニアを指します。
顧客ニーズをベンダー製品に反映できる企業はどれくらいですか?
ガートナーは、2028年までに継続的な顧客ニーズをベンダーの中核製品に反映できるのは20%未満にとどまると予測しています。
「FDEウォッシング」とは何ですか?
コンサルティングサービスがFDEの名の下に販売されるリスクを指すガートナーの用語で、今後増えると見られています。
ITmedia AI+元記事を読む
LINEで送る

Publickeyも報道

あなたの仕事に関係するAIニュースを、毎朝お届けします。

業界と使っているAIツールを選ぶと、仕事に関係するニュースが毎朝届きます。

登録無料・Googleアカウントなら30秒・いつでも解除できますAITodayについて →

AIに質問

この記事についてわからないことをAIに質問できます。AIはこの記事・AIToday の過去記事・Wikipedia を読み、出典を付けて答えます。Q&Aはこのページに公開され、他の読者も読めます。

質問と回答はこのページに公開されます。

関連記事

次の記事へ芦沢央氏のAI小説術、10月7日発売