AIToday
AI安全性・アラインメントAI規制・政策ITmedia AI+掲載日時: 2026年10月15日 10:01

AISI、AI評価を2026年度内に完了

LINEで送る
AISI、AI評価を2026年度内に完了

3つのポイント

  1. 何が起きたか

    AISIの村上明子所長は、独自ベンチマークを使った評価を2026年度内に完了すると述べた。すでに英国AISIの「Inspect」ツールと公開ベンチマークを試している。

  2. なぜ重要か

    どのモデルを評価するか、ベンチマークのどこまでを公開するかは未定。村上所長は、全面的な公開は悪意ある主体に手の内を明かすことになると語った。

わからないところ、AIに聞けます

質問と回答はこのページに公開されます。

こういう要約が、毎朝あなたのメールに届きます。

背景と解説

AISIは2024年2月に公的機関として設立され、関係省庁や海外のカウンターパートと連携しながら安全基準と評価手法を構築している。業務は四本柱で、ベンチマークの作成と社内評価体制の確保から、AI関連情報の収集・提供、国際連携の主導と国際競争力の向上までを担う。村上所長は、AIの開発・活用で世界一の能力を持つ国になるために日本に必要なものを与えることだと目標を定義する。

サイバー攻撃について、村上所長は示せることと示せないことの線引きをした。10月7日の取材時点で攻撃にAIが関与した証拠はないとしつつ、AIが脆弱性の発見速度を実際に高めているため、防御側にもAIが必要だと述べた。AIは疲れず24時間働き、人間を超えるペースだ。AISIだけでは対応できず、サイバーセキュリティの専門機関と協力するとした。事案にAIが使われたかは外からは分かりにくいため、インシデント報告は既存のサイバーセキュリティ事案の枠組みに沿うべき一方、AISIはどのような攻撃手法がありAIがどんな能力をもたらすかを追跡する。

多くのAIモデルを評価し続けられる体制の維持と併せ、村上所長は導入段階での安全性評価を重点に挙げた。AIエージェントやフィジカルAIについて、それらが動くハーネスも含めて検証する狙いだ。

よくある質問
日本のAISIが独自ベンチマークによる評価を終えるのはいつか。
村上明子所長によると、AISI独自のベンチマークを使った評価は2026年度内に完了する予定だ。
ベンチマークは公開されるのか。
まだ検討中だ。村上所長は、公開されているモデルを幅広く対象にしたいと基本的に考えている一方、ベンチマーク全体を公開すれば悪意ある主体に手の内を渡すことになると警告した。
相次ぐサイバー攻撃にAISIはどう対応しているのか。
村上所長によると、10月7日の取材時点でAIが関与した証拠はない。ただ、AIが脆弱性の発見速度を実際に加速させているとし、AISIだけでは対応できないためサイバーセキュリティの専門機関と連携する必要があると述べた。
ITmedia AI+元記事を読む
LINEで送る

あなたの仕事に関係するAIニュースを、毎朝お届けします。

業界と使っているAIツールを選ぶと、仕事に関係するニュースが毎朝届きます。

登録無料・Googleアカウントなら30秒・いつでも解除できますAITodayについて →

AIに質問

この記事についてわからないことをAIに質問できます。AIはこの記事・AIToday の過去記事・Wikipedia を読み、出典を付けて答えます。Q&Aはこのページに公開され、他の読者も読めます。

質問と回答はこのページに公開されます。

関連記事

次の記事へBofAがChatGPTを脅威指摘