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大規模言語モデル自動運転Zenn AI/ML掲載日時: 2026年10月20日 13:00

意思決定モデル、自動走行でVLMに優る検証

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意思決定モデル、自動走行でVLMに優る検証

3つのポイント

  1. 何が起きたか

    RTX 4070上のGodot自動運転シミュレータで、CloudflareのClef-Flashが平均推論242.6msでラップを完走。Qwen3.5-9Bは704.2msで内壁に衝突しリタイアした。

  2. なぜ重要か

    両モデルは9Bで、Clef-FlashはQwen3.5-9Bを微調整したもの。差はテキスト生成ではなく選択肢の確率を出力する意思決定モデル設計に由来し、滑らかな操舵を可能にしたとみられる。

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背景と解説

このテストはモデルサイズという一つの変数を切り分けている。Clef-FlashはQwen3.5-9Bを基に作られており、両者とも9Bモデルを同じ量子化Q4_K_M GGUF形式でllama.cpp上で実行し、車両設定も各ステップでAIに与える前方カメラ画像も同一だ。異なるのは出力の仕組みである。

シミュレータの結果は二つの効果が重なったことを示す。Clef-Flashは1推論242.6msのため操舵を毎秒約4回修正でき、各選択肢が確率で返るためハンドル角度とスロットル強度を滑らかに調整できた。Qwen3.5-9Bは704.2msのため大きな操舵入力が次の結果まで適用され続け、内壁に押し付けた。衝突後はカメラ視界が白くなり、そのまま直進した。

溝部氏の結論は、状況が刻々と変わるタスクでは、意思決定モデルの優位性は判断の速さだけでなく、行動の強さを滑らかに調整できることにある、というものだ。ただしこれらはすべてシミュレータ上の1周の結果であり、実路試験によるものではない。

よくある質問
意思決定モデルとは何か?
JevやClef-Flashのようにテキスト生成を一切行わないモデル。入力データと用意された選択肢を与えると、各選択肢の確率を直接出力するため、テキスト生成の待ち時間がなく、従来のVLMより低遅延で動作する。
Qwen3.5-9Bはなぜクラッシュしたのか?
カーブ手前で「右に曲がる」と正しく判断したが、テキスト出力がそのまま制御に変換されたためハンドルを最大まで切った。次の推論まで約0.7秒あり、切り続けて内壁に衝突した。
テストはどう実施したのか?
Intel Core i7-14700F、NVIDIA GeForce RTX 4070 12GB、32GB RAMのデスクトップで、シミュレータにGodot、llama.cppでQ4_K_M GGUFモデルを使用。Clef-Flash(ggml-org)とQwen3.5-9B(unsloth)。
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