
何が起きたか
AMDは売上114億ドル(日本円換算)の過去最高を記録し、データセンター売上は67億ドル(日本円換算)で前年比107%増。EPYC サーバチップは70%超、Instinct GPUは2倍以上の成長。一方NVIDIAはデータセンター売上750億ドル(日本円換算)で92%増し、2025年から2027年のBlackwell と Rubin売上は1兆ドル(日本円換算)の見通しを示した。
なぜ重要か
AMDの新型ラック Helios(EPYC Venice・MI450 GPU・Pensando ネットワークの統合)が顧客に急速に選ばれ始めており、Anthropic が MI450シリーズに最大2ギガワットを投資する(2027年から初回1ギガワット開始)ことで、NVIDIA 単独供給の状況が変わる可能性がある。ただしNVIDIAのグロス・マージン75%(AMD 56%)と垂直統合戦略(Q3から Vera Rubin CPU の生産開始、Blackwell 比で最大35倍の推論スループット想定)が依然優位を保つ。
注目点
AMD は Q3 ガイダンスを約130億ドル(日本円換算)(41%増)と示し、2027年のデータセンター売上が前年比で2倍超となることを見込む。投資家の評価は分かれており、AMD 株は過去1年で180.05%上昇しているが、Reddit での評価は中立的で慎重な雰囲気(感情スコア 45~50)。
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AMD とNVIDIA の直近決算は、AI ハードウェア競争の力学が転換しつつあることを示している。AMD がデータセンター売上で前年比107%の伸びを記録し、EPYC と Instinct の成長が加速する一方、NVIDIA はなお圧倒的な規模(データセンター売上750億ドル)を保ち、グロス・マージン75%という稀有な収益性を維持している。
AMD の勝機は「2番目の選択肢」の需要にある。Anthropic の大型投資により、ハイパースケーラーが単一ベンダー依存を避けたいという圧力が実在することが証明された。Rackham ソフトウェアが「すぐに使える状態で300万以上のモデルを実行」し、オープンソース貢献が過去1年で10倍超になったことは、CUDA との技術格差を埋める進捗を示す。ただし「同等ではない」という表現は、依然として大きな隔たりが残ることを示唆している。
NVIDIA は垂直統合という異なる戦略で応戦している。Vera Rubin CPU による 2000億ドル の新市場創出、NVLink・Spectrum-X・InfiniBand・CUDA の統合スタック、そして 2025~2027 年に 1兆ドル の Blackwell・Rubin 売上見通しは、単なるチップ競争を超えたエコシステム支配を目指すものである。
AMD 株は過去1年で180.05%上昇し、フォーワード P/E が68倍に達しているため、Helios の段階的な展開成功が織り込まれている。利回り低下やチャイナ・ポリシーの引き締めは、この強気シナリオに対する主要なダウンサイド・リスクとなる。
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