
何が起きたか
第3四半期決算説明会で2024〜2029年のAI売上高50%CAGRガイダンス更新を問われ、C.C.魏CEOは需要が「非常に極めて堅調」で「おそらく上回る」と述べた。
なぜ重要か
AI半導体売上高がすでに示した50% CAGRを上回れば、TSMCの利益基盤は株主に示された見通しより速く拡大する。筆者がこのガイダンスを過小予測の可能性があると呼ぶ理由だ。
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TSMCはAI関連トレードの大半の上流に位置する。NvidiaやAppleがチップを設計しても製造はファウンドリーに外注され、TSMCは群を抜いて最大手として、両社や他の多くの企業が求める生産量のほぼすべてを担う。その立場ゆえ、決算説明会は特定顧客だけでなくテック経済全体のAI需要を読む材料にもなる。
今四半期に入る時点の前提は、TSMCが以前示したガイダンスの枠組みだった。AI関連半導体の売上高を2024年から2029年にかけて年平均50%で伸ばすというものだ。アナリストが更新を求めた際、魏氏は新たな数字を示さなかったものの、需要に減速の兆しはなく数字はおそらく上回ると述べ、事実上、従来目標が保守的だった可能性を示唆した。
台湾ドル建て51%増収・69%増益にもかかわらず当日株価が下落したことについて、筆者は業績ではなく一般的な市場見通しへの反応とみる。バリュエーション面では、2027年予想が視野に入った今、来年度予想利益の18倍に対し直近12カ月利益の27倍という水準は、期待通りに進み倍率が維持されれば約50%の上昇余地を意味すると筆者は論じる。ただしこれは筆者が予測ではなく計算だと明言する条件付きの試算だ。
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