
何が起きたか
遠藤氏は開発未経験者2人がClaude Codeで機能追加する前提で、規約をCLAUDE.mdではなくフックに寄せたが、コミット済み編集の見逃しなど3つの穴が見つかり修正した。
なぜ重要か
文章の規約はAIが毎回守る保証がなく、実際に遠藤氏自身がnpmのgitleaksを本家と誤って入れる失敗を経験しており、機械的な強制が必要とみられる。
注目点
フックはリポジトリ内で唯一lintもテストも当たっていない。基盤はmainに入り、2週間ごとの定例MTGでフックが何回止めたかとAIの修正内容を確認する予定。
誰に効くか社内に開発の知見がない企業でAIにアプリ開発を任せる経営者や、AIコーディングを前提にしたシステム基盤を設計する開発支援担当者に影響する。規約を文章で書くだけでは守られない可能性があり、機械的な強制の仕組みとその保守が実務上の負担になるとみられる。
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遠藤氏は、HTML1ファイルが4,600〜5,100行、ログイン処理が4箇所にコピペされ、テストもCIもバックアップも無い4つの社内アプリを、1つの統合アプリに作り直す基盤を請け負った。クライアントにはシステム開発の知見がある人がほぼおらず、社長はエンジニアでなくても社員が作れるはずだと考えていた。そこで遠藤氏は基盤の開発だけを請け負い、その後はサポートに回る体制を提案し、基盤ができた後は開発未経験の2人がClaude Codeで機能を足していくことになった。
この前提が、守るべきことをCLAUDE.mdの文章ではなくフックに寄せる判断につながった。設計書には「毎回必ず起きてほしいこと」はCLAUDE.mdに書かずフックにする、と明記されている。理由は、文章の規約は会話が長くなるほど落ちるためである。実際、実在確認のルールを書いた2日後に、本家とは別リポジトリのgitleaksを入れる失敗が起きている。
フックは、テストを消させない、証拠なしで完了と言わせないといった役割を担う。しかしその実装には、コミット済み編集の見逃し、作業フォルダ移動時の印の見失い、pnpm testで印が立たない問題という3つの穴があり、いずれも再現してから修正された上でフック自体のテスト21件が追加された。
基盤はmainに入り、今後は2週間ごとの定例MTGでフックが何回止めたかと、AIがどう直したかを確認していく。フックとCIの止め方をどこまで強くするかは、2人の開発体験を見ながら調整する段階にあり、機械的な強制と開発の進めやすさのバランスが焦点とみられる。
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