
OpenAIがGPT-6 Astraを公開した。
AIエンジニアとして自律的に働く能力を持つ。
1時間あたり6ドル未満で稼働する。
何が起きたか
OpenAIが「GPT-6 Astra」を公開した。同社初のStargate向け軽量ループ型モデルで、多くの指標でFable 5.1を上回る。FrontierMathの最難関で97.6%、ARC-AGI-3の最難関で99.9%を達成した。
なぜ重要か
早期アクセスで20Bトークン以上を消費したテストの結果、Astraは自らモデル選択・トレーニング、データラベリング、パイプライン管理、デプロイ、サブエージェントの指揮などを行う「完全なAIエンジニア」の能力を持つことが分かった。OpenAIのグレッグ氏は「AGIはここにある」と述べた。国内のAIエンジニアは、自身の業務がこの新モデルに代替される可能性がある。
注目点
テストでは1時間あたり6ドル未満で稼働した。33トークン/秒、最大50ドル/百万トークンの料金で、SolやFableよりトークン効率が高いという。ただし「Ultra」設定を使うと、並列処理能力が高いため費用は1時間6ドルを大きく超えるとみられる。
今回の公開は、OpenAIが自社のAIエンジニアリングのかなりの部分を自動化できるモデルを訓練したことを示す。記事の筆者は実際にAstraを使って、4つの有料SaaSツールの代替、GitHubとVercelの不完全だが機能する代替品の構築、囲碁より1万倍の合法手がある戦略ボードゲーム用のゲームAI訓練などを行った。2日間で約100ドルを費やしたという。
この結果は、LLMの活用範囲を拡大する「ハイリターンな活動」の一環だと記事は位置付ける。Astraクラスのモデルを使いこなせば、これまで人間のエンジニアに依頼していた仕事をAIに委任できる可能性がある。OpenAIのヤクブ氏は「ついに欲しかった自動化されたAI研究インターンだ」と述べている。
もっとも、今回の結果は初期アクセスでのテストに基づく。本番提供時のレイテンシーや、実際の運用コストが記事の観測通りになるかは、今後の検証が必要だとみられる。
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