
何が起きたか
S&P 500における半導体企業の比率が19.7%と過去最高を記録しました。2020年6月の約5%から急速に拡大し、ドットコム崩壊前の8%を大きく上回っています。Nvidiaがこの上昇をけん引してきましたが、Broadcom、TSCM、ASML、AMD、そしてMicronやSanDiskといったメモリ企業への広がりが指数をさらに押し上げています。
なぜ重要か
この集中度の高まりは自己強化的なサイクルを生み出しているとみられます。株価上昇が指数でのウェイトを高め、それがパッシブファンドに買いを迫り、さらなる買い圧力が価格とウェイトを押し上げるという仕組みです。一方で投資家間では、大規模クラウド事業者のAI投資が現在の半導体企業の評価を正当化するだけのリターンをもたらすか疑問の声も出ており、バリュエーション判断が市場の主要な論点になっています。
注目点
Bank of Americaのバブル指標は半導体セクターで0.91、テクノロジーセレクト・セクターで0.82を記録し、いずれも過度な値上がりの兆候を示唆しています。S&P 500のPSR(価格売上高比率)は3.22と歴史的平均の1.84を大きく上回り、バフェット指数は231.8%で市場が大きく割高である状態を示しています。
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