AIToday
ロボティクスJapan Times Tech掲載日時: 2026年8月31日 19:012分で読める

防衛費要求が過去最高の8.9兆円に

LINEで送る
防衛費要求が過去最高の8.9兆円に

要点

  • 防衛省が2027年度予算で過去最高の8.9兆円を要求。

  • 改定後に10兆円超の可能性も。

  • AI、無人機、反撃能力が柱。

3つのポイント

  1. 何が起きたか

    防衛省は2027年度予算案として過去最高の8.9兆円(560億ドル)を要求した。5年間で43兆円とする計画の最終年度にあたり、指揮統制へのAI活用、極超音速水中発射ミサイル、無人機などが盛り込まれた。

  2. なぜ重要か

    年末までの国家安全保障戦略など3文書の改定に伴い、この額はさらに膨らむとの見方が広がる。一部当局者は10兆円超えもあり得るとし、米国から国防費のGDP比3.5%を迫られる一方、日本側は既に2%前後を支出していると主張する。国内の防衛関連事業者は、過去最高の予算要求に伴い無人機やAI関連の調達拡大が自社事業に及ぶ可能性がある。

  3. 注目点

    要求には無人航空機(UAV)に87億円、小型攻撃用ドローンに363億円、無人地上車両に95億円が計上された。また、政府関与の新組織や、一部の防衛事業での政府所有・事業者運営(GOCO)モデルへの移行も示された。

この記事についてAIに質問する →

背景と解説

今回の過去最高要求は、中国、北朝鮮、ロシアによる地域安全保障上の課題への対応と、トランプ米政権からの国防費増額圧力を反映したものだ。AIと無人機の導入は「新しい戦い方」への備えを狙うが、省の技術重視は人員問題を浮き彫りにする。村野雅志氏ら専門家は、兵力設計の見直しと有人プラットフォーム削減による無人システム要員の確保が必要だと指摘する。

また、政府主導の新組織やGOCOモデルへの移行計画は、防衛産業への政府関与強化を示す。ただ、施設の恒久的な政府所有には法改正が必要で、早期なら来年の法制化もあり得るとの報道もある。太平洋側での重視姿勢として、MQ-9Bシーガーディアン無人機の配備や新局設置が盛り込まれ、シーレーン防衛と周辺国の軍活動活発化への対応に軸足を置く形だ。

よくある質問

なぜ予算要求は拡大すると見込まれるのか?
国家安全保障関連3文書の改定と重なり、価格未定の項目を避けにくい構造にあるため。改定の具体化に伴い、最終的には10兆円を超える可能性があると当局者は示唆する。
どんな新技術が含まれているのか?
統合作戦司令部へのAIによる意思決定支援、政府系クラウド、極超音速水中発射ミサイル、各種無人機が含まれる。UAVには87億円、小型攻撃用ドローンには363億円が計上された。
Japan Times Tech元記事を読む
LINEで送る

「ロボティクス」の最新ニュースを、毎朝7時にお届けします

たとえば、いま届くならこの3本です

  • Skild AI、ロボット基盤モデル「S1」発表The Robot Report · 3時間前
  • ジョンディア、高付加価値作物向けAIに1000万ドル投資Top Companies AI · 6時間前
  • エヌビディア、日本でコスモス連合を拡大——22社が参加Top Companies AI · 6時間前

AIが要約して、あなたの選んだトピックだけを1日1通。LINE・Email・Slackで届きます。

登録無料・30秒で完了・いつでも解除できますAITodayについて →

AIに質問

この記事についてわからないことをAIに質問できます。Q&Aはこのページに公開され、他の読者も読めます。

関連記事

Skild AI、ロボット基盤モデル「S1」発表

Skild AIは旗艦となるロボット基盤モデル「S1」を発表

NEWThe Robot Report3時間前

ジョンディア、高付加価値作物向けAIに1000万ドル投資

ジョンディアは農業技術企業リザーバーと3年間・1000万ドルの研究開発提携を発表し、高付加価値作物向けの「堅牢なAI」技術を開発・商品化する

Top Companies AI6時間前

エヌビディア、日本でコスモス連合を拡大——22社が参加

2026年7月16日、エヌビディアは、世界モデル(物理世界の結果を予測するAI)を開発するために2026年5月31日に発足したグローバルコンソーシアム「コスモス連合」に、日本の22社・団体が参加意向を示したと発表した

Top Companies AI6時間前

パナソニックHD、AI・ロボット研究部門を新設

パナソニックHDがAI・ロボティクス研究開発部門を新設し、CAIOの坂場氏が統括する

Top Companies AI6時間前

高精度グリッパーが物理AIの実用化を後押し

OnRobotのThomas Houden氏は、ロボットが物体をつかむためのハードウェアであるグリッパーとエンドオブアームツーリング(EOAT)が、物理AIを現実世界で機能させる上で不可欠だと主張している

The Robot Report7時間前

産業用PC市場、年率7.9%で成長 AIとロボットが牽引

産業用PC(IPC)業界は、AI主導の新たな回復サイクルに入っている

DIGITIMES Asia15時間前
次の記事へヒト型ロボットの失敗、不信招く