AIToday
ロボティクスRobotics & Automation News掲載日時: 2026年11月4日 16:00

LiberAIが世界行動モデルLiber-0を公開

LINEで送る
LiberAIが世界行動モデルLiber-0を公開

3つのポイント

  1. 何が起きたか

    LiberAIは、220万時間超の人間の経験で事前学習したWorld Action Model「Liber-0」を公開し、60タスクのゼロショット評価で36%の成功率を達成したと発表した。

  2. なぜ重要か

    人間の動画やグローブで記録した手の動きを汎用化可能なロボット操作スキルに変える狙いで、新しい動作を教えるのに必要なロボット固有の実演データを減らせる可能性がある。

誰に効くか人間由来のデータが高コストなロボット実演のスケール可能な代替になると証明されれば、汎用ロボットポリシーを開発するロボティクス企業や物理AI研究者が恩恵を受ける。操作データを収集する企業にとっては、グローブベースの収集がハードルの低下につながる可能性がある。

わからないところ、AIに聞けます

質問と回答はこのページに公開されます。

こういう要約が、毎朝あなたのメールに届きます。

背景と解説

2025年12月創業のLiberAIは、Liber-0をロボティクス向け基盤モデルの新世代に位置づけつつ、自社システムをあえてWorld Action Modelと呼ぶ。同社の中心的な賭けは、ロボットが収集した実演に比べて桁違いに大規模な人間の経験を、汎用ロボット操作の主要な学習資源にできるというものだ。

技術的な課題は、LiberAIが3つのギャップと呼ぶものの橋渡しにある。人間の記録映像とロボットのカメラの間の視覚ギャップ、通常の動画から推定した手の位置が不完全になり得る行動監督ギャップ、人間とロボットの身体間の身体性ギャップだ。これへの回答として、大規模な人間動画、ロボットの実演、手の姿勢と軌道を一人称・手首装着カメラ視点とともに記録する計測用グローブのデータを組み合わせる。グローブによる収集はすべての拠点にロボットを必要としないため、LiberAIは物理AIの学習データ源としてよりスケールしやすいと見ている。

LiberAIはLEOロボットも、器用なハンド、関節式の手首、調整可能な腰を備える設計とし、人間とロボットの動きの不要な差異を減らした。データグローブの将来の次元として触覚・力覚センシングも検討中で、2つの動きが見た目に同じでも接触と力で結果が大きく変わり得ると指摘する。長期的な目標は、蓄積された人間の経験から物理能力の汎用性を高め、新しい動作を教えるのに必要なロボット固有の実演データを減らすことにある。

よくある質問
Liber-0は何で学習しているのか?
Liber-0は220万時間超の人間の経験で事前学習されており、大規模な人間活動の動画に加え、計測用グローブで取得した実演やロボットの実演を組み合わせている。
ロボットの実演を見ていないタスクでの性能は?
LiberAIは、ピックアンドプレース、その他の操作、長期タスクに分けた60のゼロショットタスク群を用意し、Liber-0が評価全体で36%の成功率を達成したと発表した。
人間の実演収集に使うハードウェアは?
LiberAIは、手の姿勢と軌道を記録する軽量データグローブに、一人称カメラと手首装着カメラ2台を組み合わせ、自社のLEOロボット搭載プラットフォームの視点に近づけた構成で収集している。
Robotics & Automation News元記事を読む
LINEで送る

あなたの仕事に関係するAIニュースを、毎朝お届けします。

業界と使っているAIツールを選ぶと、仕事に関係するニュースが毎朝届きます。

登録無料・Googleアカウントなら30秒・いつでも解除できますAITodayについて →

AIに質問

この記事についてわからないことをAIに質問できます。AIはこの記事・AIToday の過去記事・Wikipedia を読み、出典を付けて答えます。Q&Aはこのページに公開され、他の読者も読めます。

質問と回答はこのページに公開されます。

このようなAIの動きを、御社の業界・競合に合わせて毎日届ける法人プランもあります → 詳しく見る

関連記事

ホロンシステムがゼントロンと提携、NEXUS導入

ゼントロンとホロンシステムが提携を開始し、ゼントロンのフィジカルAIデータ基盤NEXUSとホロンの製造システムを連携

NEWPR TIMES (AI)1時間前

TDK、小千谷に磁気センサ量産拠点 1000億円投資

TDKは、フィジカルAI向け磁気センサの量産拠点を新潟県小千谷市に設けるため1000億円を投資すると発表した

Top Companies AI10時間前

JALと豊田自動織機、羽田の自動運転トーイングルート拡大

JALと豊田自動織機が羽田空港で自動運転トーイングトラクターの走行ルートを拡大し、車両が走行するエリアを広げた

Top Companies AI10時間前

尾形氏、フィジカルAIは生成AIでロボットを動かすこと

尾形氏は、フィジカルAIは生成AIを使ってロボットを動かすことだと狭く定義すべきだと述べ、この手法ならロボットが全身運動や複雑な動きをデータからエンドツーエンドで学習できると語った

Top Companies AI10時間前

ミライビット、独2社と国内販売代理店契約

MiraiBit(ミライビット)がAgile Robots、Franka Roboticsと国内販売代理店契約を締結し、ロボットアームやヒューマノイドを扱う

Top Companies AI10時間前

点検AIロボの生産をキヤノン電子に委託

ugoは点検AIロボット「ugo mini G2」の生産をキヤノン電子に委託すると発表した

Top Companies AI10時間前
次の記事へ旧PCの現代チェスAI、100局で78勝