
何が起きたか
同じ要件定義書をgpt-oss:120b(一括生成)とClaude Opus 5(エージェント)に渡し、両者ともNext.js 14 + TypeScript + Prisma/SQLiteの天気アプリを構築。2026-10-01の独立検証でそれぞれ新たに3件の欠陥が見つかり、実験#1は24件、実験#2は7件になった。
なぜ重要か
両モデルの欠陥は型チェック・テスト・ビルドの自動ゲートをすべて通過し、人が実際の画面とデータを見て初めて発覚した。
注目点
結果はローカルLLMをエージェントとして動かせるかどうかにかかっている。記事ではこれを将来の実験候補としている。各欠陥層を防げた要件を扱う第2回に注目だ。
誰に効くか機密を扱う仕事でどのコーディング作業をローカルLLMに安全に任せられるか判断する開発者とエンジニアリングマネージャー、そして人の検査がどこで依然として不可欠かを知る必要があるQA・レビュー担当者。
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この実験は実務上の懸念から生まれた。機密を扱う仕事をする人はAIを手元のマシンに置いておきたい。問題はローカルLLMをどこまで信頼できるかだった。境界を見つけるため、著者はクラウドAI(Gemini)に天気追跡アプリの要件定義書を書かせ、同じ文書をローカルLLMとクラウドAIに渡して実装させた。2つの実行は形態(一括生成か、ファイル書き込みとコマンド実行ができるエージェントか)と事前知識(クラウドAIはローカルLLMの実験記録を読んでいた)が異なっていた。著者はこれらを分離できないと明言しており、この比較は順位付けではない。
欠陥は5つの層に分かれた。第1層(フォーマット、設定、型、スキーマ)は主にマシンのゲートで捕まった。ローカルLLMの出力はゲート前に13種類の欠陥が見つかり、12種類がマシンで捕捉された。クラウドAIはこの層に欠陥がなかった。残る4層——暗黙の前提、誤読、暗黙の不変条件、UI/失敗表示——は両者ともすべてのゲートを通過した。両モデルとも失敗を失敗でないものとして表示した。ローカルLLMは計算不能な指標に無意味な数値を黙って代入し、クラウドAIは取得失敗の横に「エラーではない」と表示した。両者とも座標範囲の検証に失敗し、緯度999を許容した。
ミューテーションテストは具体的な発見を加えた。入力検証を保ったまま時間解釈をローカル時間に切り替えると、東京とロサンゼルスの実行では各10件のテストが失敗したが、UTCの実行では1件も失敗しなかった。つまりマシンがUTCで動く場合——サーバーやCIでは一般的——タイムゾーンのバグは見えない。第2回では、要件で防げたことと防げなかったことを扱う。
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