AIToday
大規模言語モデルオープンソースAIHugging Face Blog掲載日時: 2026年10月8日 4:00

Liquid AIのd1-3Bが首位

LINEで送る
Liquid AIのd1-3Bが首位

3つのポイント

  1. 何が起きたか

    Liquid AIがd1-3Bを公開。Decision Index 0.2.1で48.57を記録し、全4B・9BモデルとDecider 35B-A3B(47.11)を上回った。

  2. なぜ重要か

    小型オープンモデルが意思決定タスクで大型モデルを上回れるようになり、高額な大型モデルに頼らず自社ハードで動かす選択肢が生まれる。

  3. 注目点

    エッジ速度の主張は測定した特定のNVIDIAハード次第で、併発表のd1-omni-600Mは速度数値も視覚・音声ベンチも未公表の初期研究版だ。

誰に効くかオンデバイスの意思決定機能(顧客チケットの振り分けや画像チェックなど)を手がける開発者や機器メーカーは、NVIDIAのエッジハードで動く小型オープンモデルを評価できるようになった。特定製品に適合するかは、求められるレイテンシとフットプリント次第だ。

わからないところ、AIに聞けます

質問と回答はこのページに公開されます。

こういう要約が、毎朝あなたのメールに届きます。

背景と解説

Liquid AIはこの2つのモデルを自社のLiquid Foundation Models上に構築したが、ひとつ工夫がある。トークンを生成する生成モデルと違い、意思決定モデルは1回のフォワードパスで回答する。この設計がエッジ速度の数値を可能にしている。d1-3Bはデコーダのみの視覚言語モデルLFM2.5-VL-3Bから、実験版のd1-omni-600Mは双方向エンコーダLFM2.5-Encoder-350Mから訓練され、後者は視覚と音声のエンコーダを加えて3モダリティを扱う。2つのバックボーンは用途の違いを示す。d1-3Bは品質が問われるテキストと画像の意思決定向け、d1-omni-600Mはフットプリントが制約となる場面向けだ。

ベンチマーク結果は、読解、有害性検出、意図分類、医療QA、言語横断理解をカバーする7つの公開データセットの平均スコアでd1-3Bが首位に立つことを示す。同社は視覚・音声のベンチマークを報告しておらず、Decision Index v0.3には非公開の視覚スプリットしか含まれず、音声の意思決定ベンチマークは現時点で未解決の問題だと注記している。この欠落は、マルチモーダルの主張を競合と直接比較したい人にとって重要な意味を持つ。

NVIDIAと共同でGeForce RTX 4090、Jetson AGX Thor、Jetson AGX Orin 64 GB、Jetson Orin Nanoを用いた速度検証では、d1-3Bは測定した全端末で1問を50ms未満で回答する。これが実製品での勝利につながるかは、各チーム固有の意思決定タスクでの性能と、d1-omni-600Mが初期研究版からいつ脱するかにかかっていそうだ。

よくある質問
d1-3Bはエッジ端末でどれくらい速いのか?
Liquid AIによると、d1-3BはNVIDIA Jetson AGX Thorで16ms、Jetson Orin Nanoで50msで質問に回答する。これらの端末では3問の所要時間は1問のわずか1.3倍だ。
2つのモデルはどんな入力に対応するのか?
d1-3Bはテキストと画像、d1-omni-600Mはテキストと画像またはテキストと音声に対応する。どちらもオープンウェイトでHugging Faceで公開されている。
ベンチマークスコアは?
7つの公開データセットで、d1-3Bの平均スコアは82.9、d1-omni-600Mは78.4で、4分の1のパラメータ数ながらDecider 2B(77.1)を上回る。
Hugging Face Blog元記事を読む
LINEで送る

あなたの仕事に関係するAIニュースを、毎朝お届けします。

業界と使っているAIツールを選ぶと、仕事に関係するニュースが毎朝届きます。

登録無料・Googleアカウントなら30秒・いつでも解除できますAITodayについて →

AIに質問

この記事についてわからないことをAIに質問できます。AIはこの記事・AIToday の過去記事・Wikipedia を読み、出典を付けて答えます。Q&Aはこのページに公開され、他の読者も読めます。

質問と回答はこのページに公開されます。

関連記事

次の記事へOpenAI、10代向けに大学進学プランナー