AIToday
大規模言語モデルオープンソースAIGoogle DeepMind掲載日時: 2026年10月7日 6:00

EmbeddingGemma 2がマルチモーダル化

LINEで送る
EmbeddingGemma 2がマルチモーダル化

3つのポイント

  1. 何が起きたか

    Google DeepMindがEmbeddingGemma 2を公開。商用利用可能なApache 2.0ライセンスのオープンなマルチモーダル埋め込みモデルで、7億4,000万パラメータを持つ。

  2. なぜ重要か

    テキスト専用の前版は2,000万ダウンロードを突破済み。画像・音声・動画も扱えるようになり、これまでテキストのみだった検索ツールにも広がる可能性がある。

  3. 注目点

    Google Pixel 11 Proでテキスト専用は約191MB、マルチモーダルは約567MB。MTEB CodeとMAEBの第三者検証に注目だ。

誰に効くか恩恵が最も大きいのは、端末上やオフラインで動くアプリを手がける開発者だ。モデルはHugging FaceとKaggleからダウンロードでき、LiteRTやGoogle AI Edge MediaPipeなどのツールで導入できる。機密性の高い音声・画像・動画データを扱うチームにとって、ローカルで動く埋め込みモデルは魅力的に映るかもしれないが、メモリ値はあくまでGoogle自身の公表値である。

わからないところ、AIに聞けます

質問と回答はこのページに公開されます。

こういう要約が、毎朝あなたのメールに届きます。

背景と解説

EmbeddingGemmaは昨年、高品質なテキスト埋め込みの軽量な選択肢として登場し、アプリが消費者向けハードウェア上で直接情報を整理・検索・接続できるようにすることを狙っていた。Google DeepMindによれば、開発者コミュニティの反響は予想を大きく超え、2,000万ダウンロードを突破し、端末上の検索ツールやプライバシー重視の検索パイプラインで使われている。EmbeddingGemma 2はその後継で、Gemma 4アーキテクチャを基に、テキストを超えてコード・画像・動画・音声を共有の埋め込み空間に統合する。

設計上の選択は「ローカルで動く小ささを保つ」という一方向を指している。7億4,000万パラメータを持ちながら、テキスト専用のワークロードでは最小2億7,000万パラメータで済み、任意で視覚(1億7,000万)と音声(3億)のエンコーダを追加できる。Matryoshka表現学習により、開発者は出力ベクトルを768次元から512、256、128次元へ切り詰められ、Googleによればローカルのベクトルデータベースの保存量を最大6倍削減できる。8KトークンのコンテキストウィンドウはEmbeddingGemma 1の4倍で、最大5.5分の音声、29枚の画像、58の動画フレーム、またはそれらの混在した組み合わせを処理できる。

品質面でGoogleは、EmbeddingGemma 2がMTEB CodeやMAEBなどのベンチマークで10億パラメータ未満のマルチモーダル埋め込みモデルの中で首位に立ち、テキスト・視覚・音声の各分野で多くの大規模モデルに匹敵するか上回ると述べている。結果を左右するのは、この「パラメータあたりの品質」という主張が開発者自身のハードウェアでの検証に耐えるかどうか、そしてメモリ値がGoogle自身のPixel 11 Pro以外でも快適な性能につながるかどうかだ。GoogleはGemini Enterprise Agent Platform Model Gardenでの提供が近日中に始まるとしている。

よくある質問
EmbeddingGemma 2のライセンスは?
商用利用可能なApache 2.0ライセンスで公開されている。
スマートフォンでの必要メモリは?
Google Pixel 11 Proで量子化した場合、Googleによるとテキスト専用ウェイトでアクティブRAM約191MB、完全なマルチモーダルモデルで約567MBで済むという。
コード性能はどれだけ向上した?
MTEB Codeで9.92ポイント改善し、68.76から78.68になった。
Google DeepMind元記事を読む
LINEで送る

あなたの仕事に関係するAIニュースを、毎朝お届けします。

業界と使っているAIツールを選ぶと、仕事に関係するニュースが毎朝届きます。

登録無料・Googleアカウントなら30秒・いつでも解除できますAITodayについて →

AIに質問

この記事についてわからないことをAIに質問できます。AIはこの記事・AIToday の過去記事・Wikipedia を読み、出典を付けて答えます。Q&Aはこのページに公開され、他の読者も読めます。

質問と回答はこのページに公開されます。

関連記事

次の記事へMasterClass、AI teaching agentsを「MasterClass Executive」で運用