
Instinctが25億ドル評価で2.5億ドル調達へ。
ラウンドはIndex VenturesとBenchmarkが主導。
シリコンバレーの技術者に人気のAIアシスタント。
何が起きたか
消費者向けAIアシスタントの新興企業Instinctが2.5億ドルの資金調達を進めていると報じられた。今回のラウンドはIndex VenturesとBenchmarkが共同リードし、評価額は25億ドル。
なぜ重要か
CEOのNoah Shinn氏が率いるInstinctは、これまでにConviction PartnersとGreenoaksから1億ドルを調達済み。招待制のプライベートベータで提供されるこのアシスタントは、カレンダー管理やメール送信、複数ステップのワークフロー自動化が可能で、初期の利用者は住宅購入にも活用している。国内の個人ユーザーが、データ学習に同意した上でAIによる業務自動化を試す機会が増える可能性がある。
注目点
同社の利用規約ではユーザーデータをAIモデルの学習に使用できるとしており、サイバーセキュリティ上の懸念が指摘されている。ウェブサイトでは追加のコンピューティング基盤購入の計画も示唆。利用にはウェイトリストへの登録か招待が必要だ。
正式名称Spear Street Technology Inc.のInstinctは、2月に招待制のプライベートベータで消費者向けAI市場に参入して以来、シリコンバレーの技術者の間で話題を集めてきた。報じられた2.5億ドルのラウンドはIndex VenturesとBenchmarkが共同リードし、Conviction PartnersとGreenoaksからの1億ドル調達に続くものだ。25億ドルという評価額は、単純なクエリを超えたタスク自動化ができるAIアシスタントへの投資家の強い関心を反映している。
同社の手法は、Superhumanが採用した招待制戦略と似ている。Superhumanは買収されるまでに18万人のウェイトリストを構築した。Instinctが住宅購入のような複数ステップのワークフローを処理できる点は、実用的で影響力の大きいユースケースに焦点を当てていることを示す。一方で、データ収集の実態には批判の目が向けられており、同社はユーザーのサイバーセキュリティ懸念への対応を進めている。スケールアップに伴う成長痛が表れ始めていると言える。
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