
何が起きたか
オーストラリアのスタートアップ Springboards が、既存のAIより幅広い回答を生成する言語モデル「Flint」を開発しました。ChatGPT や Claude などの主流モデルが「1~10の乱数」と聞かれてほぼ7を答える一方で、Flint は異なる数字を返すなど、より多様な応答を実現しています。
なぜ重要か
既存のLLMは訓練方法やデータが似ているため、異なるモデル間でも同じような回答に収れんする傾向があります。11月に発表された論文では、25個の異なるLLMに「時間についてのたとえ」を書かせた1,250個の回答の多くが「時は川」「時は織り手」という類似表現に集中していることが判明し、NeurIPS(大規模AI学会)で最優秀論文賞を受賞しました。マーケティングやブレーンストーミングなど創意工夫が求められる場面では、この均一性が課題となる可能性があります。
注目点
Springboards は Alibaba のオープンソースモデル「Qwen 3」をベースに Flint を構築しました。温度(randomness)を単純に上げると回答が支離滅裂になるため、出力の特定の箇所だけ無作為性を高める技術を開発することで、より自然な多様性を実現しています。
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