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大規模言語モデルAIビジネス・産業ITmedia AI+掲載日時: 2026年10月21日 10:01

生成AI向けプロセッサを共同開発へ

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生成AI向けプロセッサを共同開発へ

3つのポイント

  1. 何が起きたか

    Preferred NetworksとTenstorrentは10月20日、生成AI向けプロセッサシステムの共同開発を開始したと発表した。CPUはTenstorrent、AIプロセッサはPFNが担う。

  2. なぜ重要か

    システムの中核となる2種類のチップを両社で分担するため、TenstorrentのCPUとPFNのAIプロセッサの技術を組み合わせた取り組みとなる。

  3. 注目点

    プロジェクトは2031年度まで続き、その後は成果の商用化を両社で目指す。

誰に効くかデータセンター向けハードウェアの調達担当者やAIインフラチームにとって、2031年度以降に共同開発が商用化されれば、高メモリ帯域幅AIプロセッサの新たな調達先候補が生まれることになる。

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背景と解説

Tenstorrentはチップ設計の実績とオープンソースの命令セットを持つ。RISC-Vベースのプロセッサを開発しており、AIプロセッサ「Blackhole」とRISC-V CPU「Ascalon」をすでに出荷している。日本ではRapidusとも2nmロジックのエッジAIアクセラレータで協業している。

PFN側は自社プロセッサの系譜を生かす。行列演算に最適化したMN-Coreは、スーパーコンピュータのエネルギー効率ランキングで3回首位を獲得したと同社は述べている。2024年11月に発表した次世代のL1000は、広帯域メモリを軸に設計されLLM推論を高速化するもので、PFNによればL1000搭載ワークステーションは700億パラメータのモデルで毎秒約500〜1,000トークンに達する。L1000の提供予定は2026年から2027年にずれ込んだ。

高メモリ帯域幅のAIプロセッサ分野ではCerebrasやGroqが先行する。CerebrasはOpenAIと協業し、ChatGPTの「Ultrafast」モードの推論基盤の一部を担う。NVIDIAはGroqの技術について200億ドルで非独占ライセンスを取得し、Groqのチップは次世代AIスーパーコンピュータ「Vera Rubin」の一部として提供される予定だ。光電融合は、可能な限り電気ではなく光でデータをやり取りし、低消費電力・大容量を実現する技術で、複数ノードにまたがる効率的な計算に不可欠とされる。

よくある質問
両社の役割分担はどうなっているか?
TenstorrentがCPU開発を担い、NVIDIAのGPUがデファクトスタンダードとなっているAIプロセッサはPFNが担う。
誰が資金提供や支援を行っているのか?
このプロジェクトは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の公募に採択された。
システムにはどのような技術が使われるのか?
両社は光電融合技術と最先端パッケージング技術を活用し、AIプロセッサのシステム化技術の開発を進める。
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