
OpenAIがダリ・ラジッチ氏を新CROに任命した。
同氏はGoogle傘下のWiz出身で、企業向け販売とサイバーセキュリティに精通している。
企業収益の拡大とAnthropicとの競争を主導する。
何が起きたか
OpenAIは8月中旬、Google傘下のサイバーセキュリティ企業Wizで社長兼COOを務めていたダリ・ラジッチ氏が、チーフ・レベニュー・オフィサー(CRO)に就任すると発表した。後任となるデニス・ドレッサー氏は就任から1年未満だった。
なぜ重要か
OpenAIは現在、消費者よりも企業からの収益が多くなっており、これは計画より早い達成だ。ラジッチ氏のサイバーセキュリティの経歴が鍵となる。OpenAIは主力プログラム「デイブレーク」を通じて、ハッキングや侵害を防ぐために自社モデルの活用を企業に提案しているからだ。国内企業向けAI販売強化が、サイバーセキュリティ分野で進む可能性がある。
注目点
ラジッチ氏は今週から着任し、頻繁にクライアントを訪問する予定で、サンフランシスコに常時滞在する可能性もある。OpenAIは、早ければ9月にもIPOを計画していると報じられるAnthropicから市場シェアを奪おうと積極的に動いている。
ダリ・ラジッチ氏のOpenAIのCRO就任は、同社がIPOの可能性に備え、企業向け販売への戦略的シフトを進める中での動きだ。ラジッチ氏はAppDynamics(Ciscoに37億ドルで買収)で販売を牽引し、ZscalerやWizでCROを務めた実績を持つ。彼のサイバーセキュリティ専門知識は、デイブレークプログラムを通じて同分野での収益拡大を目指すOpenAIの取り組みと一致している。
ラジッチ氏は、1年未満で退任したデニス・ドレッサー氏の後任として、OpenAIの一連の経営陣交代の一環で就任した。同社は高い離職率を認め、急成長に起因するとしている。一方、OpenAIはAnthropicとの競争に直面しており、Anthropicは早ければ9月にもIPOを計画しており、OpenAIに先んじて株式公開する可能性がある。
ラジッチ氏の販売哲学(MEDDPICCフレームワークに基づき、予測可能な収益に焦点を当てる)は、OpenAIのIPOに向けて投資家の関心を引くと思われる。しかし、彼の激しいスタイルとOpenAIの要求の厳しい環境を考えると、長期的に留まるかどうかは疑問が残る。
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