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大規模言語モデルAIビジネス・産業ITmedia AI+掲載日時: 2026年10月19日 13:01

世田谷区が約2900時間削減

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世田谷区が約2900時間削減

3つのポイント

  1. 何が起きたか

    世田谷区がAIエージェントツールGensparkを試験導入し、約2900時間の業務を削減したとDX推進担当のSho Miyama氏が述べた。

  2. なぜ重要か

    同じ試験で、職員がAIの出力を確認・修正する作業に手間を取られるようになったことも判明し、削減分の一部が新たな確認作業で相殺される可能性がある。

誰に効くか文書や説明資料、広報物を作成する自治体職員は時間を確保できる可能性がある一方、新たな確認業務を負うことになる。AI導入を進めるチームほど、検証負担の増加を実感することになる。

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背景と解説

生成AIを導入した多くの組織では定着せず、個人利用にとどまったり、日常業務に組み込まれなかったりする。自治体も同じ状況だ。世田谷区は既にAzure OpenAI Service上に独自のAI環境を構築し、Microsoft Copilotも導入していたが、ツールに不慣れな職員はどんな指示を出せばよいか分からなかった。

深いAIスキルを持たない職員でも、あいまいな指示から使える成果物を作れるかを検証するため、区は調査・文書作成向けのAIエージェント機能を軸とするGensparkを導入した。試験では他自治体の計画や公表された基準・手順をツールに与え、区独自の調査・企画をどこまで支援できるかを確認。AI Document、AI Slide、AI Image Generation、AI Design Generationの機能も使い、内部説明資料やチラシ、広報物を作成した。

試験では、職員個人が業務で使いこなせるか、同じ作業を繰り返せるか、担当者が変わっても部署の業務として成り立つか、の3点を確認した。DX推進担当のSho Miyama氏は、文書作成の前後で資料の比較・整理や書式調整に時間がかかっており、こうした工程をAIが担う意義は大きいと述べた。一方でAI出力の確認・修正の負担は増えており、個人利用から組織全体の利用へ移行する中で対応すべき課題となる。

よくある質問
世田谷区はどのツールを使ったのか?
調査や文書作成を担うAIエージェントツールGensparkを使った。区は既にMicrosoftのAzure OpenAI Service上に独自のAI環境を構築し、Microsoft Copilotも使っていたが、指示の出し方に職員が苦労していた。
時間削減はどこから生まれたのか?
区はGensparkのAI Document、AI Slide、AI Image Generation、AI Design Generationの機能を使い、内部説明資料やチラシ、広報物を作成した。企画業務の情報収集や課題整理にも活用した。
試験で明らかになった新たな課題は?
Sho Miyama氏によると、職員は文書作成の前後で資料の比較・整理や書式調整に時間を取られているという。AIはこうした作業を支援できるが、AI出力の確認・修正が業務負担を増やしている。
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