
何が起きたか
Thermo Fisher ScientificのCEO、Marc Casper氏はCNBCに対し、AIは効果のない薬をより早く排除し、有望な薬の市場投入を加速させることで、投資を減らすどころか増やしていると語った。同氏は2026年後半に約4%、2028年までに7%のオーガニック成長を見込んでいる。
なぜ重要か
Casper氏の見立てが正しければ、AIは研究室支出にとって脅威ではなく追い風となり、Thermo Fisherの見通しはその賭けを反映している。AI創薬の進展は国内の製薬企業にとって研究開発支出を増やす方向に働く可能性がある。
注目点
2028年の7%目標は実績ではなく見通しであり、製薬会社が中止プログラムからの節約分をより多くの疾患ターゲットに実際に振り向けるかどうかにかかっている。
誰に効くか医薬品研究開発のリーダーと研究室向け機器のサプライヤーがこの変化を実感することになる。Casper氏の主張は、製薬会社がより多くの疾患に対して薬を試験するためにより多くの資金を投じるというものだからだ。
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Casper氏の主張は、業界に広がるある懸念に反論するものだ。すなわち、医薬品研究がオンラインに移行するにつれ、AIが実験室での実験の必要性を減らすかもしれないという懸念である。同氏の答えは、より多くの洞察がより多くの検証につながるというもので、製薬会社はある薬でより多くの疾患タイプを追い求めるため、より多くの資金を投じることになる。同氏の言葉を借りれば、「AI――支出は減らず、増える」ということだ。Thermo Fisherは以前、AIが創薬のリターンを改善し、顧客がパイプラインへの投資を増やすよう促す可能性があると述べていた。
同社はAIを自社の業務にも取り入れており、臨床試験と医薬品開発を加速するためのOpenAIとの協業もその一つだ。このパートナーシップは、Casper氏が示した財務見通しと並ぶものである。2026年後半に約4%のオーガニック成長を見込み、2028年までに7%へ加速する。同氏は今後のオーガニック成長について「非常に良い」と述べた。この見通しは、第2四半期に勢いが改善したことを受けたもので、売上高は10%増の119億9000万ドル、オーガニック売上高は5%増だった。
この話が最終的にかかっているのは、製薬会社がCasper氏の期待通り、失敗したプログラムから節約した資金をより多くの疾患ターゲットに本当に振り向けるのか、それともAIが研究予算全体を削減するのかという点である。研究室向け機器のサプライヤーとその投資家がこの答えで最も大きな影響を受ける。Thermo Fisherの2028年目標が、支出が増えるという結果が実現する方にかかっているからだ。
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