
何が起きたか
ダイフクの寺井友章社長がInternational Logistics Exhibition 2026で、倉庫作業の残り15%を自動化する双腕ヒューマノイドを2030年に実証実験すると述べた。
なぜ重要か
ダイフクによると、入荷・搬送・保管・ピッキング・梱包・仕分け・出荷など倉庫工程の約85%はすでに自動化済みで、ヒューマノイドは衣類のような軟らかい物品のピッキングなど難易度の高い残りを担う。
注目点
寺井氏は現行のヒューマノイドはモーターが多く耐久性が下がると指摘。モーター削減、年1回のメンテナンス、低消費電力を目標に掲げており、このハード性能の約束を実現できるかが試金石となる。
誰に効くかこうしたヒューマノイドを導入するのは倉庫事業者や物流自動化の計画担当者であり、寺井氏の発言によれば、ヒューマノイドメーカーは倉庫レイアウトに通じたパートナーを得ることになる。
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ダイフクは工場や倉庫、空港向けの物品搬送・保管を軸に物流事業を築いてきた。製造プラントや物流センターで使われる保管・搬送システムを手がけるイントラロジスティクスがその中核だ。9月8〜11日に東京ビッグサイトで開かれたInternational Logistics Exhibition 2026で、同社はこの領域が大規模なパレット管理から個別商品の扱いにまで広がっていることを示した。同社によれば、倉庫工程の約85%は現時点で自動化済みだという。
残りの15%がヒューマノイドの出番となる。寺井氏の主張は、同社が学んだとされる2つの点に立脚している。どのヒューマノイドが物流レイアウトに適合するかを理解していること、そしてモーター数を減らすことが耐久性、年1回のメンテナンス、低消費電力への道だということだ。一方、ダイフク自身のX-YピッキングロボットはすでにAI認識と吸着ハンドを備えているが、衣類のような軟らかい物品はこうした従来型ロボットでは難しいと同社はいう。
鍵を握るのは、双腕ハードウェアが寺井氏の語るメンテナンス性と消費電力の約束を実際に果たせるか、そして2030年の実証実験が倉庫事業者が導入できる形になるかどうかだ。現時点では、この発表は導入済み製品ではなく目標にすぎない。
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