
何が起きたか
OpenAIは、GPT-6.1 SolがCOBOL移行ベンチマークで低推論設定ながら86.6%を記録したと発表した。APIコストはGPT-5.6 Solの61%。推論を高めると97.9%に達した。
なぜ重要か
ほぼ完璧なスコアは、AIがレガシーCOBOLの機械的な翻訳を大幅に自動化できることを意味する。ただしOpenAIは本番利用前に専門家によるレビューと業務ルールのテストが依然必要とする。
誰に効くかCOBOLベースの銀行・ATMシステムを保守するITチームは、一次翻訳をより速く行えるツールを得られる見込みだ。ただし本番導入には依然として専門家によるレビューと業務ルールに対するテストが必要だとしている。
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OpenAIの発表は、学習リソースの乏しいプログラミング言語をモデルがどれだけ扱えるかを測るため同社が構築した2つのベンチマークが中心だ。1つ目のMultiLangBenchは、20言語でSQLite互換のデータベースエンジンをゼロから構築する課題で、GPT-6.1 Solは平均テスト合格率87.4%に達し、GPT-5.6 Solの26.8%から向上した。COBOLはなお最難関で72.1%(従来は10.9%)だった。
2つ目のCOBOL移行評価は、既存のCOBOLプログラムの挙動を保ったまま別言語へ書き換えられるかを試す。OpenAIによれば、COBOLはオンラインバンキングシステムの40%超、ATM取引の95%で使われているため、同社は厳格な基準を設けた。非公開テストで全出力がバイト単位で一致した場合にのみ移行成功と判定する。結果は、低推論時のGPT-5.6 Solの正解率5.4%からGPT-6.1 Solの86.6%へと急上昇し、推論を高めると97.9%とベンチマークの上限に近づいた。
OpenAIはコスト面にも触れ、GPT-6.1 SolのAPIコストはGPT-5.6 Solの61%だとしている。それでも同社は、AIが移行したコードの本番利用には専門家によるレビューと、業務ルールや依存関係に対するテストが依然必要だと注意を促しており、このツールは人による検証の代替ではなく加速装置として位置づけられている。
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