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大規模言語モデルAIコーディングITmedia AI+掲載日時: 2026年10月23日 13:00

OpenAI、COBOL移行で正解率86.6%の新モデル

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OpenAI、COBOL移行で正解率86.6%の新モデル

3つのポイント

  1. 何が起きたか

    OpenAIは、GPT-6.1 SolがCOBOL移行ベンチマークで低推論設定ながら86.6%を記録したと発表した。APIコストはGPT-5.6 Solの61%。推論を高めると97.9%に達した。

  2. なぜ重要か

    ほぼ完璧なスコアは、AIがレガシーCOBOLの機械的な翻訳を大幅に自動化できることを意味する。ただしOpenAIは本番利用前に専門家によるレビューと業務ルールのテストが依然必要とする。

誰に効くかCOBOLベースの銀行・ATMシステムを保守するITチームは、一次翻訳をより速く行えるツールを得られる見込みだ。ただし本番導入には依然として専門家によるレビューと業務ルールに対するテストが必要だとしている。

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背景と解説

OpenAIの発表は、学習リソースの乏しいプログラミング言語をモデルがどれだけ扱えるかを測るため同社が構築した2つのベンチマークが中心だ。1つ目のMultiLangBenchは、20言語でSQLite互換のデータベースエンジンをゼロから構築する課題で、GPT-6.1 Solは平均テスト合格率87.4%に達し、GPT-5.6 Solの26.8%から向上した。COBOLはなお最難関で72.1%(従来は10.9%)だった。

2つ目のCOBOL移行評価は、既存のCOBOLプログラムの挙動を保ったまま別言語へ書き換えられるかを試す。OpenAIによれば、COBOLはオンラインバンキングシステムの40%超、ATM取引の95%で使われているため、同社は厳格な基準を設けた。非公開テストで全出力がバイト単位で一致した場合にのみ移行成功と判定する。結果は、低推論時のGPT-5.6 Solの正解率5.4%からGPT-6.1 Solの86.6%へと急上昇し、推論を高めると97.9%とベンチマークの上限に近づいた。

OpenAIはコスト面にも触れ、GPT-6.1 SolのAPIコストはGPT-5.6 Solの61%だとしている。それでも同社は、AIが移行したコードの本番利用には専門家によるレビューと、業務ルールや依存関係に対するテストが依然必要だと注意を促しており、このツールは人による検証の代替ではなく加速装置として位置づけられている。

よくある質問
OpenAIはCOBOL移行テストをどのように採点するのか?
非公開のテストを用い、観測可能な出力がバイト単位で一致することを要求する。すべてのテストに合格した場合にのみ移行成功と判定する。移行先はC++、Java、Kotlin、Python、Rustだ。
COBOL移行でなぜバイトレベルの正確さが重要なのか?
COBOLプログラムは金融取引や業務記録を扱い、丸め規則などの詳細がコードに埋め込まれている。書き換えたプログラムの丸め方が異なれば、エラーなく動作しても金額結果が変わり得る。
AIが移行したコードを本番で使う前に何が必要とOpenAIは述べているか?
OpenAIは、モデルによる移行を本番ソフトウェアに適用するには、専門家によるレビューと、システムの業務ルールや依存関係に対するテストが依然必要だとしている。
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