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大規模言語モデルAI安全性・アラインメントZenn AI/ML掲載日時: 2026年11月4日 19:01

AIがKali Linuxで27分に12件の脆弱性を発見

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AIがKali Linuxで27分に12件の脆弱性を発見

3つのポイント

  1. 何が起きたか

    隔離ラボでClaude Opus、Sonnet、Haikuを組み合わせKali LinuxでMetasploitable2を攻撃し、27分で12件の脆弱性を発見、3つのシェルを取得。

  2. なぜ重要か

    AIが意図的に脆弱な練習用VMに対し列挙から悪用までのループを自律実行できる可能性を示す。既知手法は速いが独自アプリのロジックやソーシャルエンジニアリングは苦手と著者は指摘する。

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背景と解説

実験は隔離されたローカルネットワークで行われ、攻撃側はKali Linux、標的は192.168.1.100のMetasploitable2だった。3段構成のClaude(Opus、Sonnet、Haiku)には対象IPだけを与え、レビューのプロンプトが出るまで人手を加えずに運用した。

AIは偵察、スキャン、悪用、事後侵入の4段階を進んだ。偵察では古いLinuxカーネル(2.6.x)を特定し、こうしたカーネルにはローカル権限昇格の脆弱性が多いと指摘。スキャンでは古いサービスが動く30以上の開放ポートが見つかり、AIは既知のCVEと信頼度スコアを対応づけ、バックドア入りのFTPサービスを信頼度0.97で優先した。悪用ではこのバックドア経由でrootシェルを取得し、Tomcatマネージャにデフォルト認証情報でログインしてJavaシェルを投入した。SMBの悪用は信頼度0.63と閾値70%を下回ったため人間のレビューが発動し、承認後にSMBシェルを取得。事後侵入では/etc/passwdと/etc/shadowを読み、MySQLにはパスワードなしで接続した。

著者は、AIは既知CVEとサービスのバージョンの照合や、スキャンやブルートフォースといった反復作業の自動化は得意だったが、独自アプリのロジック、ソーシャルエンジニアリング、信頼度の低い判断は苦手だったと述べている。使用したALIEN PENTESTは著者自身の開発で、3日間の無料トライアルが用意されている。

よくある質問
Metasploitable2とは何か?
Metasploitable2はペネトレーションテストの練習に使われる、意図的に脆弱性を持たせた仮想マシン。
人間は何回介入したか?
人間は対象IPを入力し、Human ReviewのプロンプトでYを1回押した。合計2回の操作だった。
実験に使われたツールは?
実験には著者が開発したKali Linux向けデスクトップアプリALIEN PENTESTを使用。Claude APIを3段構成で使いペネトレーションを自動化する。
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