
何が起きたか
スマホ向けチップで知られたクアルコムがサーバーCPUやAIアクセラレーター、ラックスケールシステムを設計。メタやアマゾンとカスタムAIチップで提携している。
なぜ重要か
クアルコムの株は3年で63%上昇にとどまり、同業他社は300%超。データセンター収入は2027年度に50億ドル、2029年度に150億ドルへ拡大する見込み。
注目点
ハイパースケーラー顧客を増やせるかが成長の鍵。2028年度に利益が約25%伸び、株価が利益の30倍で取引されれば、390ドルに達する可能性がある。
誰に効くかエヌビディア、AMD、ブロードコム株を保有する投資家は、クアルコムが新たな成長候補になり得ると見るかもしれない。クアルコムの戦略は、クラウド事業者やAI研究所にとっても、上位3社以外のチップ供給先が出現することを示唆している。
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クアルコムはエヌビディアやAMD、ブロードコムに遅れをとり、株価は3年間で63%の上昇にとどまっている。同業他社は300%以上伸びた。収益性の高いスマホ市場への依存が続き、成長が限られていた。現在は生成AIや推論処理の需要を見込み、AIデータセンター向けハードウェアに軸足を移している。サーバーCPUやAIアクセラレーター、ラックスケールシステムの設計に乗り出した。
メタやアマゾンとの提携は、クアルコムの取り組みが実を結びつつあることを示す。メタは次世代AIサーバーにDragonfly CPUを採用し、アマゾンはカスタムAIチップや光部品の開発で協力する。こうした契約により、データセンター収入はほぼゼロから2027年度に50億ドル、2029年度に150億ドルへ成長するとクアルコムは見込む。
次の課題はメタやアマゾン以外のハイパースケーラー顧客を獲得できるかだ。それができれば、成長はさらに加速する可能性がある。クアルコムの株価は予想利益の17倍未満で、同業他社より割安だ。2028年度に利益が約25%成長すれば、株価は390ドルに達する余地がある。現在の水準より124%高い計算だ。この場合、市場がナスダック100の34倍と同程度の評価をクアルコムに与える前提となる。
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