
何が起きたか
ゴールドマン・サックスは11月2日付のリポートで、2030年の世界のデータセンター容量予測を217ギガワットから273ギガワットに引き上げた。
なぜ重要か
今回の上方修正は、AIインフラ需要がゴールドマンの従来予想を上回るペースで拡大していることを示す。さらなるプロジェクト発表も見込まれる。
誰に効くかこの予測はデータセンター開発業者、クラウド事業者、AIインフラ投資家に影響する。従来予想を上回る建設規模を示す一方、電力供給や許認可の遅れといった建設リスクも浮き彫りにしている。
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ゴールドマン・サックスの11月2日付リサーチノートは、世界のデータセンター容量の見通しを大きく上方修正した。2030年時点の予測は217ギガワットから273ギガワットとなる。人工知能インフラへの需要が強まっていることと、さらなるプロジェクトが発表される見通しを反映した。改定後の予測では、世界の供給が約103ギガワットだった2025年から170ギガワットの容量増加が見込まれる。
2030年までの世界の増加分のうち、米国がおよそ60〜70%を占めると予想され、米国の容量予測は従来の125ギガワットから152ギガワットに引き上げられた。GPU需要を支えるクラウドやネオクラウド、関連施設の拡大が今回の改定につながり、2026年から2030年の累積容量予測に11.8ギガワットを上乗せした。AI処理に伴う大規模な高性能計算施設が建設の中心となるとみられ、2028年までには75メガワット以上のプロジェクトが世界の増加分の66%、米国の増加分の75%を占める可能性がある。
一方で、見通しは建設リスクの高まりも指摘する。電力供給の制約、許認可の遅れ、地域住民の反対、資金調達コストの上昇だ。高性能計算の開発は通常、プロジェクト費用の80〜90%を負債で調達しており、電力供給を確保し規制当局の明確な承認を得たプロジェクトの方が進めやすいとみられている。開発業者が厳しい資金調達環境と一段の監視に直面するなか、こうしたリスクがどのプロジェクトの実行に移されるかに影響する可能性がある。
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