
VS Codeに別のAIエージェントからセカンドオピニオンを得られる実験機能「ラバーダック」が登場。
単一AIの自己レビューでは見落としがちなミスを発見できる。
GitHub Copilot CLIに続き、VS Codeでも利用可能に。
何が起きたか
Visual Studio Code 1.135に、メインのコーディングアシスタントとは別のAIエージェントからセカンドオピニオンを求めることができる実験的機能「ラバーダック」が追加された。この機能は2026年4月にGitHub Copilot CLIで初めて導入され、今回VS Code向けに応用された。
なぜ重要か
この機能は、AI支援開発における重要な限界に対処する。単一のAIモデルが自身の作業をレビューすると、同じバイアスに左右され、エラーを見落とす傾向がある。レビューに別のAIモデルを使うことで、開発者はミスを早期に発見でき、計画やコーディングのやり直しを減らし、時間と労力を節約できる。国内の開発者は、コード作成時に別のAIから助言を得る選択肢が増える可能性がある。
注目点
この機能は、VS Code内のCopilot Agent Hostセッションで「/rubber-duck」コマンドを入力することで利用できる。これはVS Code 1.132から1.135にかけての一連のアップデートの一部であり、ハイブリッドMarkdownエディタ、統合ブラウザでのWebページへのコメント機能、ローカルHTMLファイルの自動ホットリロードなども含まれる。
VS Codeへのラバーダック機能の導入は、実用的なニーズから生まれた。AIエージェントは自己レビューバイアスに陥りがちだ。同じAIモデルが自身の実装を計画し、レビューすると、固有のバイアスによりエラーを見落とす可能性がある。セカンドオピニオンとして別のAIエージェントを活用することで、開発者は問題を早期に発見できる可能性が高まり、時間を節約し、後期段階での失敗に伴う手戻りを減らせる。この機能名は、プログラマーがコードをアヒルの形をしたラバーに説明しながら問題を特定する、古典的なデバッグテクニックに由来する。この動きは、マルチモデル連携によるAIの信頼性向上を目指す開発者ツールの幅広いトレンドの一部だ。こうしたツールが進化するにつれ、AI支援コーディングに伴う試行錯誤が減る可能性があるが、モデル間レビューの有効性は依然として活発な実験対象である。
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