
NvidiaがAI画像生成技術DLSS 5を正式公開した。
最初の対応ゲームはNBA 2K27のみ。
3月発表時のキャラクター変化は批判を招いたが、正式版はより自然な仕上がりという。
何が起きたか
NvidiaがAIアップスケーリング技術「DLSS 5」を正式公開した。対応ゲームは現時点ではNBA 2K27のみで、9月3日午後9時(PT)にPC版が発売される。RTX 50シリーズのデスクトップ・ノートPC向けGPUと、クラウドゲームサービスGeForce Nowで利用できる。
なぜ重要か
3月の発表時、キャラクターの見た目を大きく変えるデモ映像が「yassification」などと揶揄され、批判を集めた。正式版ではNBA 2K27の例で、影やテクスチャの追加により選手がよりリアルに見える一方、AIによる誇張は抑えられている。開発者はスライダーで変更度合いを細かく調整でき、表情は変えずに食器や食べ物、葉だけを強調することも可能という。国内ゲーム開発者は、自社タイトルへのDLSS 5採用可否を検討する可能性がある。
注目点
DLSS 5は依然として大きな処理負荷があり、Nvidiaは性能への影響を50~60%と見積もる。発表時のデモはRTX 5090を2枚使ったが、現在はミッドレンジのRTX 5060でも、最も高速なゲーミングCPUと6倍のフレーム生成を有効にすれば、1080p・レイトレーシング・ウルトラ設定でNBA 2K27をプレイできると主張する。
NvidiaはDLSS 5を「2018年のリアルタイムレイトレーシング以来、コンピュータグラフィックスで最も重要な進歩」と位置付ける。しかし3月の発表で示されたキャラクターの大幅な見た目変更は、ネット上でミーム化されるなど批判の的となった。正式公開に際し、NvidiaはNBA 2K27の例で、AIによる変化が当初のデモほど劇的ではないことを示した。開発者向けのスライダーにより、シーンのどの部分をどれだけ変更するかを細かく制御できるとしている。一方で、処理負荷の大きさは依然として課題で、Nvidia自身も性能への影響を50〜60%と見積もる。報道機関はまだ正式版をテストしておらず、モッダーによる非公式版ではControlやSkyrimなど旧作で効果が確認されている。NBA 2K27以外のタイトルへの対応時期について、Nvidiaは質問に回答していない。
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