
何が起きたか
受託開発者がClaude Codeの/code-reviewをスクリプトで納品フローに組み込み、実施率を体感半分以下から100%、所要時間を30〜60分から3〜8分に変えた。
なぜ重要か
効いたのは検出能力ではなく、スキップできない構造にしたことだと筆者は述べている。
注目点
/code-reviewが見つけるのはコードの破綻箇所であり、仕様との不一致は検出しないため、仕様確認を人間の工程に残すかが焦点となる。
誰に効くか一人で受託開発を回し、実装とレビューを兼ねる開発者に直接効く。レビューを「気をつける」から「スキップできないゲート」に変える手段として参考になる。
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受託開発で最も怖いのはバグそのものではなく、「レビューしたつもりで納品したコード」だと筆者は指摘する。一人で実装とレビューを兼ねる体制では、眠い金曜の夜に自分で書いたコードを自分で通してしまい、それを数十回繰り返せば必ず本番で露出する。従来の対策は「気をつける」だったが、気をつけるは制度ではないので効かなかった。
そこでClaude Codeの/code-reviewを、気分に依存しないゲートとして納品フローに埋め込んだ。導入前後で変わったのは、納品前レビューの実施率、レビュー1回の所要時間、検出される指摘の種類の3点である。重要なのは所要時間の短縮ではなく、実施回数がゼロから必ず1回になったことだと筆者は述べる。
ただし/code-reviewが見つけるのはコードとして破綻している箇所であり、仕様との不一致は検出しない。これを混同すると、AIレビューが通ったコードを無検証で納品する最悪の運用になる。任せたのは未処理の例外や境界条件の洗い出し、重複実装の指摘などで、任せなかったのは仕様との一致確認や顧客への説明、修正の適用判断である。AIレビューは納品を止める権限は持つが、通す権限は持たないという非対称性が、受託で使える唯一の形だと筆者は考えている。
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