
何が起きたか
ITmediaのコラムで著者の松田義弘氏が、AIでCOBOLの業務ロジックを機械的にJavaへ変換するのは危険だと、自身がレビューした変換プロジェクトを基に論じた。
なぜ重要か
COBOLは業務システムに向くがJavaは設計思想が異なるため、直接変換すると複雑さと保守コストが増し「百害あって一利なし」だと著者は言う。
注目点
問われるのはAIがCOBOLを変換できるかではなく、再利用が適切かだと著者は述べ、誤用の責任を技術に負わせた過去の事例の繰り返しを警告する。
誰に効くかこれは、老朽化したCOBOLシステムをJavaへ移行するためにAIツールを使うべきか検討している日本の企業ITチームやシステムインテグレーター(SIer)、そして結果として生じる保守コストを負担する業務ユーザーに影響する。
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このコラムは、2026年2月23日(米国時間)にAnthropicが公開したブログ記事に応答したものだ。記事はAIコーディングツールClaude CodeがCOBOLで構築されたシステムを刷新できると述べ、IBM株の下落を引き起こした。元SCSK社員でSIerやプロジェクトマネジメントに関する著書を持つ松田氏は、これを出発点にAI主導の変換の限界を論じる。COBOLはDATA DIVISIONでデータ構造とレコードを定義するため業務システムに適する一方、Javaのオブジェクト指向設計は根本的に異なると指摘。自身がレビューした変換プロジェクトでは、JavaコードがCOBOLに似せて書かれ、複雑さと保守コストが増し、障害の解決が難しくなったと述べる。松田氏はCOBOLのロジックをJavaで理解しようとすることを、繊細な日本語表現を英語で理解しようとするのに例える。意味を説明することは可能でも、ニュアンスはしばしば失われるという。結論としてAIは技術であり解決策ではなく、本当の問題は誤用であってツール自体ではないと述べている。
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