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大規模言語モデルAIコーディングITmedia AI+掲載日時: 2026年9月29日 13:00

AI、COBOLのJava変換は百害あって一利なし

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AI、COBOLのJava変換は百害あって一利なし

3つのポイント

  1. 何が起きたか

    ITmediaのコラムで著者の松田義弘氏が、AIでCOBOLの業務ロジックを機械的にJavaへ変換するのは危険だと、自身がレビューした変換プロジェクトを基に論じた。

  2. なぜ重要か

    COBOLは業務システムに向くがJavaは設計思想が異なるため、直接変換すると複雑さと保守コストが増し「百害あって一利なし」だと著者は言う。

  3. 注目点

    問われるのはAIがCOBOLを変換できるかではなく、再利用が適切かだと著者は述べ、誤用の責任を技術に負わせた過去の事例の繰り返しを警告する。

誰に効くかこれは、老朽化したCOBOLシステムをJavaへ移行するためにAIツールを使うべきか検討している日本の企業ITチームやシステムインテグレーター(SIer)、そして結果として生じる保守コストを負担する業務ユーザーに影響する。

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背景と解説

このコラムは、2026年2月23日(米国時間)にAnthropicが公開したブログ記事に応答したものだ。記事はAIコーディングツールClaude CodeがCOBOLで構築されたシステムを刷新できると述べ、IBM株の下落を引き起こした。元SCSK社員でSIerやプロジェクトマネジメントに関する著書を持つ松田氏は、これを出発点にAI主導の変換の限界を論じる。COBOLはDATA DIVISIONでデータ構造とレコードを定義するため業務システムに適する一方、Javaのオブジェクト指向設計は根本的に異なると指摘。自身がレビューした変換プロジェクトでは、JavaコードがCOBOLに似せて書かれ、複雑さと保守コストが増し、障害の解決が難しくなったと述べる。松田氏はCOBOLのロジックをJavaで理解しようとすることを、繊細な日本語表現を英語で理解しようとするのに例える。意味を説明することは可能でも、ニュアンスはしばしば失われるという。結論としてAIは技術であり解決策ではなく、本当の問題は誤用であってツール自体ではないと述べている。

よくある質問
COBOLからJavaへのAI変換は技術的に可能か。
著者は技術的には可能だとしている。ただし不適切なAI活用は不適切な結果を生み、直接変換は極めて危険だと論じる。
COBOLからJavaへの変換の主な問題は何か。
COBOLとJavaは設計思想が根本的に異なるため、JavaをCOBOLのように動かすと複雑さが増す。著者はこれが保守コストを上げ、障害対応を遅らせると述べる。
著者は代わりに何を勧めているか。
レガシー技術をそのまま維持することが危険だと認識する必要があり、単純な変換ではなく適切な適用と設計に重点を置くべきだとしている。
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