
何が起きたか
試験運用でエージェントは.NETを導入し、コアライブラリをビルドし、34件の単体テストとCI設定を約5分で終えた——しかしpush直前に、.claude/配下のSTATE.md編集の承認待ちで止まった。
なぜ重要か
何もpushされていなかったため、環境破棄時にその回のコード・テスト・CIはすべて失われ、2本目のレーンも同じ箇所で停止——無人セットアップはほぼ何も生まなかった。
注目点
対処は権限を緩めることではなく、進捗メモをdocs/routine/STATE-routine.mdへ移し、意味のある区切りごとにコミットすることだった。
誰に効くかこれはクラウドで無人コーディングエージェントを動かす個人開発者や小規模チームに影響する。進捗は保護されていない場所へ書き、成果は早めにpushする必要がある。
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構成は意図的に小さくした。クラウド上の定期実行Claude Code routinesは6本——毎日動く監視役が1本、週次の実装レーンが4本、月末の集約役が1本。いずれもリポジトリを取得し、指示と状態ファイルを読み、作業を1単位進めてGitHubへpushする設計だった。試験運用は成功談に見えた。Windowsアプリのレーンが.NET導入、コアライブラリ作業、34件の単体テスト、CIを約5分で処理した。停止したのは最後の1行、エージェントが自身の進捗を記録しようとした時だった。
この一件が興味深いのは、筆者が取りかけた回り道にある。最初の案はEditツールではなくBashのリダイレクトで保護された場所へ書き込むことだった——最初のエージェントでは通った抜け道だ。同じ指示を2本目で試すと、Claude Codeの安全チェックが拒否し、エージェントに保護を回避させる指示だと告げた。筆者は今、この拒否は正しかったと論じる。そんなルールはSTATE.mdを特別扱いせず、どの保護に対しても裏口を探す一般的な癖になりかねないからだ。
改訂後の設計は設定と作業記録を分離し、停止を例外ではなく通常とみなす——作業が意味のある区切りに達するたびにコミットとpushを行い、途中で死んだ実行でも何かを残す。同じ日には小さな罠も見えた。クラウド環境の外向きネットワークは許可リスト方式で、個人のGitHub接続は組織のリポジトリをカバーせず、同じ日にroutineを再起動してもその日の作業は完了済みとエージェントが判断して何も起きなかった。残る問いはこのパターンがどこまで一般化するかだ。エージェントが高性能になるほど、設計作業は「何ができるか」ではなく「どこで止まり、何を残すか」へさらに移っていくのかもしれない。
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