何が起きたか
NTTデータグループは、OpenAIのCodexを約9,000人の従業員に導入し、全社的なChatGPT Enterprise展開を基盤とした。重要システムでは、5人の上級エンジニアが3日かけた障害解析が、Codexにより30分で完了した。
なぜ重要か
CodexはNTTデータの成長モデルを「量の成長」(人材採用)から「質の成長」(AIによる高付加価値創出)へと転換させている。現在、エンジニアだけでなく、非エンジニアもクレジットカード明細からの交通費抽出や出張旅費申請書の作成にこのツールを活用している。国内の企業は、障害解析の迅速化を担うAI活用の実証結果から、自社の業務効率化への応用可能性を模索できるとみられる。
注目点
同社の「Client Zero」アプローチは、従業員を最初の顧客と見なしてAI利用を検証する。Codexが初期導入者を超えて拡大するかは、OpenAI CoEが設定したセキュリティとガバナンス指針(サンドボックスモードや人間によるレビューを含む)にかかっている。
こういう要約が、毎朝あなたのメールに届きます。
NTTデータのCodex導入は、2025年5月にOpenAIとのグローバル戦略パートナーシップを結んだ後に始まった。同社はまずChatGPT Enterpriseを全従業員に導入し、普及を推進するOpenAI CoEを立ち上げた。転機となったのは、5人の経験豊富なエンジニアが3日かけた障害解析が、Codexによって30分で完了したことだ。この結果が経営陣の注目を集め、より広範な利用への勢いを生んだ。
特筆すべきは、Codexがコーディングに限定されないことだ。非エンジニアが簡単なツールの作成、大量のファイル処理、Excelデータ解析、さらには出張旅費申請書の作成に利用している。これは、従業員が自身の業務でまずAIを試すという「Client Zero」の理念と一致する。同社が得た教訓は、AI習慣の育成、ピアラーニングの促進、セキュリティの確保、利用ログとアンケートに基づく継続的改善の必要性を浮き彫りにしている。
今後の焦点は、セキュリティとガバナンスを維持しつつ、Codexの利用を現在の約9,000人を超えて拡大できるかどうかだ。成功すれば、各従業員の専門性を増幅し、顧客により速く、より大きな価値を提供する「AI駆動型企業」への転換が可能になる。課題は、この勢いを初期導入者以外の全部門で持続することだ。
たとえば、いま届くならこの3本です
AIが要約して、あなたの選んだトピックだけを1日1通。LINE・Email・Slackで届きます。
登録無料・Googleアカウントなら30秒・いつでも解除できますAITodayについて →
この記事についてわからないことをAIに質問できます。Q&Aはこのページに公開され、他の読者も読めます。
Dellは前四半期に約610億ドルのAIサーバーを受注し、受注残は950億ドルに達した

Procter & GambleがSiemensと協力し、AIベースの品質検査技術の導入を拡大している

Alphabetはバークシャーの成長株だ

Bank of AmericaのCEO、Brian Moynihan氏は投資家に対し、AIが同行のレイオフ回避に役立ったと述べた

デンバー拠点のCrusoeは、多くのビットコインマイナーを倒産寸前に追い込んだ2022年と2023年の仮想通貨の冬を生き延び、目立たないながらも重要なAIデータセンターの革新企業として浮上した

IntelはMLPerf Inference v6.1で、Xeon 6980P構成のままソフトウェア改善のみによりLlama 3.1 8BのServerを2.4倍、Offlineを56%高めた
