
VisaはAIサイバー対策ツールを拡充した。
脆弱性の修正と検証が可能に。
何が起きたか
Visaは8月27日のプレスリリースで、AI搭載のサイバーリスク対策ツール「Visa Vulnerability Agentic Harness(VVAH)」を拡充し、脆弱性の発見に加え、修正と検証も行えるようにしたと発表した。
なぜ重要か
Visaは、AIによって脆弱性の発見から悪用までの時間が短縮されているため、防御側にはより迅速な行動経路が必要だと指摘する。今回の拡充には、Visaコンサルティング&アナリティクスによる新たなアドバイザリーサービスも含まれ、顧客がリスクを評価し、修正の優先順位を決め、回復力を構築するのを支援する。日本の決済ネットワーク利用企業は、AIによる脆弱性悪用の高速化に対し、修正まで含めた迅速な対策を取れる可能性がある。
注目点
リリースによると、Visaの新アドバイザリーサービスには、AIサイバーリーダーシップ教育、VVAHを活用したサイバーセキュリティ成熟度評価、VVAHに基づくサイバーリスクの優先順位付けとロードマップが含まれる。
Visaは6月にVVAHを初めて公開し、AIがセキュリティチームの脆弱性発見と悪用可能性の評価を支援できることを示した。今回、このツールのワークフローは修正と検証にまで拡張され、問題の発見だけでなく、修正の指針を示し、その効果を確認できるようになった。これは、AIが脆弱性の発見から悪用までの時間を短縮する中で変化する脅威の状況に対するVisaの対応の一環だ。
同社はツールの拡充に合わせて、Visaコンサルティング&アナリティクスによる新たなアドバイザリーサービスを提供する。これはVVAHの知見と決済の専門知識を組み合わせ、顧客がリスクの優先順位を決め、迅速に対応できるよう支援するものだ。Visaの最高技術責任者ラジャット・タネジャ氏は、防御側にはより迅速で信頼性の高い行動経路が必要だと述べている。Visaのサイバー専門家ジェレマイア・デューイ氏は以前、現代の攻撃は設定ミスやサードパーティベンダーの問題を悪用し、ゼロデイ攻撃は数時間で兵器化され得ると指摘していた。こうした背景から、VisaはAIを活用したアプローチで企業の迅速な対応を支援しようとしているが、これらのサービスの有効性は今後の課題だ。
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