
何が起きたか
IBMが決算で売上$17.2 billion(約2.8兆円)を報告しましたが、ウォール街の期待を大幅に下回りました。主力のメインフレーム事業が42%減少し、CEO Arvind Krishnaは低迷する顧客需要により通年成長率予想を引き下げました。
なぜ重要か
メインフレーム事業はIBMの営利エンジンで、CFO Jim Kavanaugh氏によると、メインフレームハードウェア1ドルの売上に対してソフトウェア収益で3ドルを稼ぎ出します。この事業の42%減は通年収益に直結するため、6年間の指導でAIブームの恩恵を受けてきたIBMにとって大きな転換点です。
注目点
Krishnaは顧客がメモリなどAI関連の部品の15~30%のコスト上昇に直面し、新規メインフレーム購入を延期して他のハードウェアに予算を振り向けたと説明しました。ただし延期であって離脱ではないと主張し、一部顧客は今四半期にメインフレーム購入を再開したと述べています。
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IBMは過去6年間、Krishnaの指導下でAIデータセンターブームに乗じて株価上昇の恩恵を受けてきました。ところが同じAIブームが部品コスト高騰をもたらし、顧客の投資判断を狂わせています。メモリなどのコンポーネント価格が15~30%上昇したことで、エンタープライズ顧客は目前の緊急需要(高価なデータセンター機器やPC)に予算を集中させ、長期投資であるメインフレーム更新を先送りにしました。DellやHPも同様の部品コスト圧力を報告していることから、この現象は業界全体の構造的な問題です。IBMの経営陣は「延期であり放棄ではない」と強調し、一部顧客が既に購入を再開しているとしていますが、需要が完全に復調するまでの期間が当期の足かせになっています。
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