
何が起きたか
パーシング・スクエアはアルファベット株を全て売却し、Q2高値から約20%下落していたマイクロソフトを買い増した。Q2半ば以降、マイクロソフトは26%上昇、アルファベットは15%下落。
なぜ重要か
出遅れ銘柄へのアクマンの乗り換えは今のところ慧眼だった。マイクロソフトは最高値圏に戻ったが、記事は両銘柄とも長期的には堅調と指摘。
注目点
アルファベットのGoogle CloudはQ2に前年比82%増の248億ドルと、マイクロソフトを大きく上回る成長。この差がアクマンの割安エントリー賭けを最終的に上回るかが焦点。
誰に効くかビッグテックのAIエクスポージャーを検討する運用担当者や個人投資家にとって、一時的に売られたメガキャップのマイクロソフトを買うか、成長は速いが割高なアルファベットを保有するかを示す生きた事例となった。
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この取引は、ヘッジファンドがAI主導の株価変動にどう対応しているかを如実に示す。アクマンは記事が「マルチバガー(数倍のリターン)だった可能性が高い」と評するアルファベットから撤退し、2026年上半期に出遅れていたマイクロソフトに資金を移した。当時マイクロソフトを圧迫していたのは二つの懸念だ。AIがエンタープライズソフトウェアを侵食する恐れと、Azure成長をOpenAI頼みと見る向きだ。しかし今のところ数字には表れていない。商用365の売上は為替一定で前年比14%増え、マイクロソフトはその後、AIクラウド事業をOpenAI以外にも広げている。
バリュエーションの差がパーシング・スクエアに好機を与えた。マイクロソフトの予想PERが20倍台前半、アルファベットが30倍台前半、アップルは30倍台後半だった。クラウド収益と大量の受注残を背景に株価は回復し、2025年の高値からはわずか5%安まで戻した。だがアルファベットのGoogle Cloudの成長ははるかに速く、AIエージェントが最終的にGoogle検索を侵食するかが未解決の問いだ。その懸念はまだアルファベットの決算には現れていない。
つまり評価は時間軸で分かれる。短期では数字はアクマンの乗り換えを支持する。長期では、アルファベットの速いクラウド成長と底堅い検索収益がパフォーマンス差を埋めるか、マイクロソフトの割安な出発点と反発が正解だったかどうかにかかっている。記事自身の見立ては、双方のAIリスクを許容できる忍耐強い投資家なら両銘柄とも問題ないというものだ。
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