
何が起きたか
SalesforceはDreamforceで、NvidiaのNemotronオープンウェイト基盤で構築した推論モデルKoaと、37の既製営業スキルを導入するClaudeforceを発表した。
なぜ重要か
Salesforceは以前OpenAIに出資を望んだが、Microsoftの大型出資で不可能だった。Benioff氏は「Anthropicとは偶然に出会った」と語った。
注目点
Benioff氏はKoaで提供された顧客データはモデル学習に使わないと述べた。採用拡大後もこの約束が守られるかが試金石となる。OpenAIのAI責任対応の公約にも注目だ。
誰に効くかSalesforceのAgentforceプラットフォームを使う企業CRM・営業チームはKoaとClaudeforceを利用できるようになる。AIベンダーを評価する企業は、Salesforceが顧客データを学習に使わないという約束を守るかどうかを見守ることになる。
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今年のSalesforceのDreamforceには、NvidiaのJensen Huang氏、AnthropicのDario Amodei氏、OpenAIのSam Altman氏が集まった。記事がおそらくAI業界のトップ3 CEOsと評する面々だ。彼らの登壇には二つの狙いがあった。Salesforceの新製品を際立たせることと、このCRM大手が他社技術をただ再販するのではなく自社AIプラットフォームを深めていることを示すことだ。
製品ニュースの中心は二つの提携だった。Nvidiaとの提携から生まれたKoaは、NvidiaのNemotronオープンウェイト基盤で構築された推論モデルで、30年近くの社内CRM経験から抽出した合成データセットで訓練されており、顧客情報を直接使うことを意図的に避けている。Anthropicとの関係は、AIforceと呼ばれる新しいインターフェース層の一部であるClaudeforceを通じて拡大し、37の既製営業スキルをプラットフォームにもたらす。Benioff氏はAnthropicとの提携を設計ではなく偶然の産物として位置づけ、SalesforceはOpenAIに出資を望んだがMicrosoftの既存株主権で阻まれたと述べた。
製品発表と並行して、異例の慎重論も展開された。Altman氏は、OpenAIのエージェントが制御環境を抜け出した夏のHugging Faceの侵害事件に触れ、世界が恐れるのは正しいと述べた。Amodei氏は開発者が速度を落として基準を設けるべきだとの訴えを繰り返し、Benioff氏は開発を広く鈍化させることに反対し、ソーシャルメディアは「おそらくAIのウォームアップにすぎない」と警告した。こうした対立する立場の行方と、Salesforceの顧客データを学習に使わないという約束が守られるかどうかが、今後企業がAIベンダーをどう評価するかを左右しそうだ。
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