
何が起きたか
Reka AIが19-billion-parameterのomni-model「Rho-1」の研究プレビューを公開した。
なぜ重要か
多くのAIシステムは専門モデルにタスクを振り分けるが、Rho-1は全モダリティを共有コンテキストウィンドウ内のトークンとして扱い、ツール呼び出しや外部モデルを必要としない点が特徴とみられる。
注目点
ロボット訓練データの不足を、通常のインターネット動画から制御信号を抽出するinverse dynamics modelで補った。同じ重みがカメラ画像の予測とロボットの動きの両方を担う。
誰に効くかマルチモーダルAIの導入を検討する企業の技術選定担当や、ロボット制御と生成AIを組み合わせたい製造・物流の研究開発部門に影響しうる。単一モデルで複数モダリティを扱えれば、システム構成や運用コストの見直しにつながる可能性がある。
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Reka AIはマルチモーダルAIの分野で以前から取り組んできた。2024年4月には、ベンチマークでGPT-4、Claude 3、Gemini Ultraと競合するマルチモーダル言語モデル「Reka Core」を投入している。今回のRho-1の公開は、AI研究におけるいわゆるworld modelsへの広い流れに沿うものだ。
Rho-1は19-billion-parameterのomni-modelで、テキスト、画像、動画、ロボット制御アクションを単一のニューラルネットワークで処理・生成する。多くのAIシステムが専門モデルにタスクを振り分けるのに対し、Rho-1は全モダリティを共有コンテキストウィンドウ内のトークンとして扱い、ツール呼び出しや外部モデルを必要としない。動画をリアルタイムで生成し、再起動なしに新しい指示へその場で応答する点も特徴だ。
ロボット制御への応用では、同じ重みがカメラ画像の予測とロボットの動きの両方を担う。ロボット訓練データの不足を補うため、通常のインターネット動画から制御信号を抽出するinverse dynamics modelを構築した。訓練には320 H100 GPUsを約3ヶ月使用している。
この研究プレビューが実運用にどこまで耐えるかは、リアルタイム生成の品質やロボット制御の精度次第とみられる。単一モデルで複数モダリティを扱う設計は、システム構成の簡素化を狙う企業にとって関心の的になりそうだ。
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