
何が起きたか
Alphabetの第2四半期売上高は24%増の1198億ドル。設備投資が倍増し449億ドルとなり、フリーキャッシュフローはマイナス59億ドルに転落した。
なぜ重要か
Google Cloudの売上高は82%増の248億ドル。営業利益率は前年同期の約21%から36%へ上昇した。
注目点
経営陣は設備投資見通しを1950億ドルから2050億ドルに引き上げ、フリーキャッシュフローは圧迫されるとした。Cloud鈍化と支出増なら筆者は見方を改める。
誰に効くかAlphabetの株主は、売上高がなお24%伸びる一方で現金を生み出さず消費する企業に直面している。第2四半期は設備投資449億ドルが営業キャッシュフロー391億ドルを上回った。
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Alphabetの株価チャートと損益計算書は別の物語を語っている。株価は5月、6月、7月、8月と毎月下落して終え、2015年以来最長の月次連敗となった。5月中旬に付けた52週高値408.61ドルを約18%下回る水準にある。しかし第2四半期決算では売上高成長が24%に加速し、営業利益率は34%に拡大。Google Cloudの売上高は82%増え、営業利益は約3倍の88億ドルとなった。
緊張の源は現金だ。四半期の設備投資は前年比倍増の449億ドルに達し、フリーキャッシュフローをマイナス59億ドルに押し込んだ。経営陣は通年の設備投資見通しを1800億ドルから1900億ドルへ引き上げ、2027年には設備投資が大幅に増えるとの見方を示した。資金調達のためAlphabetは6月に新株を496億ドル売却。6.25%の配当を付した優先株を含む。6月末時点の長期debtは982億ドルで、年初から2倍以上に膨らんだ。2025年上半期には約280億ドルを自社株買いに充てたが、2026年上半期は皆無だった。
投資の妥当性は、Cloudの収益性改善——売上高の約36%を営業利益に変える(従来は約21%)——が支出の増加に追いつくかどうかにかかっていそうだ。報告ベースの利益はPER約17倍と割安に見えるが、この数字は未実現の投資益で底上げされている。株式の990億ドルの評価益は第2四半期EPSを6.26ドル押し上げた。来年の予想利益ベースではPERは約22倍で、5月高値時点の約27倍から低下。筆者は妥当な水準と見るが、Cloudの成長が急減速する一方で支出が増え続けるなら再考するとしている。
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