
AnthropicがClaude 5.1のシステムプロンプトを更新。
歌詞の複製や著作権キャラの描画を拒否する。
ソニー・ミュージックとワーナー・チャペルからの提訴を受けて。
何が起きたか
AnthropicはClaude 5.1のシステムプロンプトを更新し、歌詞・詩・書籍の一節の複製を厳しく禁止する条項を追加した。この変更は、ソニー・ミュージックパブリッシングとワーナー・チャペルがAnthropicを歌詞データベースでの学習を巡り提訴したニュースを受けたもの。
なぜ重要か
新規則は視覚作品にも及び、SVGなどのコード生成アートやソニックのようなキャラクターも対象。Claudeはこうした要求を断り、代わりに関連のないオリジナル作品を提案するよう求められる。AI企業への法的圧力が強まる中での対応だ。日本の音楽・出版業界は、AIによる著作物利用の在り方を巡る動きの影響を受ける可能性がある。
注目点
Claude 5.1は違法薬物に関する質問にはdancesafe.orgやtripsit.meなどの外部サイトを案内するようになった。また、Anthropicはend_conversationガイドラインを削除したが、ツール自体は未公開レイヤーに存在するという。
Anthropicがシステムプロンプトを公開する決定は異例で、新しいインデックスページによりバージョン比較が容易になった。厳格な著作権ルールの追加は、ソニー・ミュージックパブリッシングとワーナー・チャペルからの訴訟への対応と思われる。ソニックの例は、モデルが著作権キャラクターの要求に対して代替案を提示する方法を示している。
更新はまた、無礼な行動への対処方法も変えた。警告後に会話を終了する代わりに、Claudeは敬意を保ちつつ従順にならないよう指示される。この変更により会話が中断されるケースは減るかもしれないが、未公開のend_conversationツールが残っていることは、公開プロンプトが全体像ではないことを示唆している。
ハームリダクションサイトへの新URLは、Claudeのシステムプロンプトとしては初めて。これらのサイトへの訪問者が増える可能性があるが、この動きは安全ガイダンスと法的リスクの間での慎重なバランスを示している。
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