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大規模言語モデルAIビジネス・産業Zenn AI/ML掲載日時: 2026年10月11日 22:00

個人開発のAI人狼ゲーム公開

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個人開発のAI人狼ゲーム公開

個人開発者がブラウザ向け人狼ゲーム「ANGEL HALOS」を公開。7体のAI天使がCloudflareのClefとGoogleのGemmaで動作する。

わからないところ、AIに聞けます

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背景と解説

開発者の出発点は「台本付きの対立」というアイデアだった。1つのLLMに会話と投票の両方を任せるのではなく、劇団のようにAIを演出家と役者に分ける。Clefが演出家で、選択肢の中から選んで確率を返すだけ。質問は3種類(はい/いいえ、多肢選択、そして「無実」から「ほぼ確実に闇」までの点数評価)があり、同じ入力なら5回呼び出しても同じ値を返す一貫性がある。Gemmaは役者で、キャラクターになりきってセリフを届ける。この分離に至ったのは、初期の試みで天使が「Ariaは無実だと思う」と言いながらAriaに投票してしまったためだ。

AIにすべてを見せないため、各天使は自分の視界に入ったものだけを記憶する。0.5秒ごとに確認し、「約30秒前に特定の場所で特定のプレイヤーを見た」といった個別の行として記録する。堕天使自身の襲撃は秘密としてタグ付けされ、役者には決して言及しないよう指示される。言葉選びも制約され、「kill」「corpse」「blood」は禁止で、「襲撃された」「光に戻った」といった天使世界の言葉を使う。

コスト削減は、従量課金の請求に対する個人開発者によくある不安から始まった。当初は会議ごとにClefを3回呼び出し、2回戦では生存する天使全員が発言していたため、無料枠をすぐに使い切ってしまうところだった。改善策としてclef-flashへの移行、Clef呼び出しを2回に削減、2回戦の発言を告発された側と告発した側だけに限定したことで、約84%の削減を実現した。API障害時にはブラウザ側のフォールバックAIが会議の停止を防ぐ。ローカライズでは、開発者はClefへの質問を翻訳せず、17言語すべてで英語のままにし、名前・記憶の要約・ログだけを現地語で渡す方式を選んだ。こうすれば質問の修正は1か所の編集で済む。

よくある質問
Clefとは何で、なぜ開発者は人狼ゲームに使ったのか?
ClefはCloudflare Workers AI上で動作する判断特化モデルで、文章を書く代わりに確率を返す。誰を疑うか、誰に投票するか、誰を告発するかといった人狼の判断はほぼ多肢選択問題であるため、開発者は適していると判断した。
AI人狼の会議1回のコストはいくらか?
AI6人による会議1回のコストは約210ニューロン、およそ0.0023ドル。Workers AIの無料枠は1日1万ニューロンで、約15ゲーム分に相当する。
なぜ開発者は堕天使が襲撃すべきかをClefに決めさせるのをやめたのか?
目撃者がおらず完璧なタイミングであっても、Clefが返す襲撃確率は約0.1〜0.2にとどまり、誰も襲撃されなかった。開発者はこの判断からClefを外し、目撃者のいない堕天使は単純に襲撃するというルールを設定した。
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