
シスコは2026年度に過去最高益を記録し、ハイパースケーラー向けAI受注は倍増超の93億ドルに拡大。
24/7 Wall St.は目標株価131.07ドルで「買い」を推奨。
株価はこの1年で69%上昇した。
何が起きたか
シスコは記録的な会計年度を終えた。ハイパースケーラー向けAI受注は2026年度通期で93億ドルと前年比約4.5倍に拡大。2026年度第4四半期の売上高は173億ドルで、前年同期比17.58%増となった。
なぜ重要か
チャック・ロビンズCEOは、エージェント型AIの採用加速がネットワーキングのスーパーサイクルを牽引していると述べた。同社は2027年度のハイパースケーラー向けAIインフラ売上高を75億ドルと、2026年度の約2倍に達するとの見通しを示している。経営陣は2027年度にさらなる成長を見込む。国内のネットワーク機器調達企業は、AI向け需要拡大に伴う価格や納期の変動影響を受ける可能性がある。
注目点
24/7 Wall St.は目標株価を131.07ドルに設定。これは現在の111.04ドルから18.04%の上昇余地を示す。CSCOを90%の確信度で「買い」と評価する。強気ケースの目標株価138.78ドルは、2027年度の1株利益が上限の5.11ドルに達し、株価収益率が28倍になるとの想定に基づく。
ハイパースケーラー向けAI受注が4倍に急増したことで、シスコの過去最高益はAIインフラ投資の主要な受益者としての地位を確立した。エージェント型AIの採用が牽引する同社のネットワーキング・スーパーサイクルは、力強い受注増と2027年度のガイダンスに反映されている。同業他社と比較すると、シスコの予想PERは21倍とアリスタネットワークスより低く、HPEはより割安だが買収コストがかさむ。強気シナリオの前提は、ハイパースケーラー支出の継続と、2027年度のAI売上高ガイダンス75億ドルが保守的であることだ。リスク要因としては、AIハードウェア構成比の変化による粗利率圧縮があり、第4四半期の粗利率は66.3%と前年同期比210ベーシスポイント低下した。粗利率が65%を下回れば、強気シナリオは弱まる。株価は過去1年で69%上昇し、52週高値圏にあることから市場の信認がうかがえるが、AIスーパーサイクルがハイパースケーラー以外にも広がれば強気派優勢の展開となる。
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