
何が起きたか
Nvidia、Apple、Intelのチップを受託製造する時価総額2.4兆ドルのTSMCが、直近売上高1430億ドル、前年同期比34%増、営業利益率60%を報告した。
なぜ重要か
TSMCは先端チップを製造できる唯一の企業であり、大多数のメーカーと異なり価格決定力が極めて強く、高収益性を支えている。投資家はそれが維持できるかを見ている。
注目点
鍵はAIブームが続くかどうか。売上高が1250億ドル、利益率が45%に落ちれば利益は560億ドルまで減り、差は大きい。米国工場への2650億ドルの投資計画に注目だ。
誰に効くかAIインフラ関連銘柄を評価する投資家やTSMC、Nvidia、Apple、Intelの株主は直接影響を受ける。TSMCの価格決定力と利益率がチップサプライチェーン全体を支えているからだ。
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TSMCがAIサプライチェーンの中心にあるのは、チップを設計しているからではなく、Nvidia、Apple、Intel、ハイパースケーラー向けに大規模製造できる唯一の企業だからだ。この立場はメーカーとしては異例の財務内容をもたらした。直近売上高は1430億ドル、前年同期比34%増、営業利益率は60%で、記事によれば世界のほぼすべてのソフトウェア企業を上回る。
同社は台湾以外への製造分散も進めており、米国工場だけで2650億ドルを投資する計画で、多くはすでに完了している。それでも中国の台湾に対する言動を懸念する投資家もいる。
直近の株価収益率は33倍で、成長性に対して割高には見えないが、強気シナリオはAIの学習・利用支出が続くかどうかにかかっている。売上高が2000億ドルに増え利益率60%なら利益は1200億ドル、1250億ドルに減り利益率45%なら利益は560億ドルまで落ちる。TSMCの株主、さらにはAIインフラ全体の行方は、この支出次第となりそうだ。
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